吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

6/6 ◯「期待してなかった結末を…」(カープ2018)

広島東洋カープ4×-3北海道日本ハムファイターズ

1回戦(カープ1勝)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 藤井1勝

敗戦投手 トンキン2勝1敗12セーブ

 

先発、岡田は初回から四球を連発し、エラーも重なり先制を許し5回3失点。

打線は、8回までに2得点に留まるも最終回、野間の逆転サヨナラ打が飛び出す。

土壇場で劇的な逆転勝利を決めて連敗を止める。

9回に登板の藤井はプロ入り初勝利。

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今季、打撃好調でここ5試合は連続安打継続中で打率も驚きの.351。

しかし、得点圏打率は打率のわりに低く.231。

おまけに相手は抑えの切り札たるマイケル・トンキン。

はっきり言って、ここで逆転出来るとは毛ほども思っていませんでしたが…本当に分からないものです。

ここまで今季は、似たような場面で再三に渡って声援をため息に代えてきた野間峻祥による、まさかまさかの逆転サヨナラ打という劇的な幕切れとなりました。

 

とはいえ、試合自体は最初からの最後まで「敗色濃厚」という言葉がぴったりという冴えない試合でした。

ここ最近は、12球団最悪ともいえる出来の先発陣の悪い流れを断ち切る役割を負った筈の岡田明丈は、最初から与四球と試合を壊しにかかると、鈴木誠也の考えられないようなエラーで先制されるという最悪の立ち上がり。

その後は、5回までフラフラになりながら3失点で凌いではいましたが、快投を見せる相手先発である上沢直之との差は歴然でした。

5回の相手チームのエラーからの野間の出塁がなければ恐らくはそのまま完封負けを喫していたことは確実だったでしょう。

この好機をしっかり活かして1点差に詰め寄った事は勿論ですが、それと同時に岡田の降板以降はリリーフ陣が無失点で抑えた事が大きかったかと思います。

ある程度は打線が打てている以上はビハンドを最小限に留める事が出来た場合、勝機は見えるという典型例でしょう。

 

特にアドゥワ誠と共に勝ちパターン投手を投入できない8回9回を2人でパーフェクトに抑え、結果的にプロ入り初勝利を飾った藤井皓哉は印象に残る活躍。

思えば藤井は昨年、横浜スタジアムで彼のフォーシームを見て以来、リリーバーとして期待していた若手投手の一人でした。

もっとも、その期待もオープン戦の酷さで醒めてしまってはいましたが…。

それを差し引いても嬉しい限りです。

 

期待はしていたものの途中であっさり醒めてしまった若手投手と、期待はおろか当初は無視すらしていた若手投手の活躍で繋いだ最終回で、これまた打撃ではまったく期待してなかった野手が劇的な逆転勝利を見せる…。

これだけ自身の見る目のなさと、堪え性のなさが如実に現れると気分が良いもの。

まさに、ファン冥利に尽きるというものです。

6/3 ●「崩壊の証明」(カープ2018)

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千葉ロッテマリーンズ7-5広島東洋カープ

3回戦(カープ1勝2敗)

千葉マリンスタジアム(ZOZOマリンスタジアム)

 

勝利投手 南 1勝

セーブ投手 内 1勝2敗1セーブ

敗戦投手 九里 1勝2敗

 

先発、九里は再三のリードを守れず6回に5失点で降板。

打線は初回から得点も決定的な場面で繋がりに欠ける。

先発投手がまたしても打ち込まれ、2連敗で3カード連続の負け越し。

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既に崩壊と認定して異論はないであろうこのチームの先発ローテーションですが、九里亜蓮の無様な投球により改めて証明された形となりました。

九里は、2点援護されては逆転され、更に逆転してもらっては逆転されるという、恥も外聞もない最悪の投球で見ていてひたすらイライラしました。

監督は与四球こそなかった事を好材料だったかのように言っていますが、それが一体何なのでしょうか?

たいして好調とも言えない相手打線に力のない打ち頃のボールを置きにいってポコポコポコポコ打たれるのなら、四球で自滅している事と同義語でしょう。

先発復帰後、2試合程度は素晴らしい投球を見せて期待を持たせはしましたが、所詮は先発ローテーションに入るレベルではない事が改めて分かります。

 

これで3カード連続負け越しとなりましたが、原因はもはや12球団最悪とも言っても言い過ぎではないぐらいの酷い酷い先発陣なのは言うまでもないでしょう。

ようやく、クリス・ジョンソンと野村祐輔の復帰の見込みが立ったとはいえ、中村裕太、薮田和樹、九里亜蓮に関してはもはや真新しいマウンドで投げる姿を見たくない投手が多すぎるので人数が全然足りません。

また、リリーフに関しても6回あたりを担当できる投手でアドゥワ誠の奮闘こそ目立ちますが、一岡竜司がいつ二軍落ちしてもおかしくない低調な投球を繰り返し今更、永川勝浩のようなどう考えても引退前の記念同様の投手を一軍に上げている始末。

はっきり言って劇的に好転する材料がほとんどない状況です。

かつて10連敗を喫したり、1イニング15失点したりと結果も内容も散々で対策といえば他の球団と図って試合数を減らすという陰湿な方法ぐらいしか解決策がなかった交流戦

ここ2年ほどは勝ち越しを続けて来ましたが、ここまで酷い内容の試合が続くと再びその頃と同じ状況に戻ってしまうのはもはや確実に思えます。

しかし、幸いな事に我々が所属しているのは実力的には「パ・リーグの1/2リーグ」たるセ・リーグで、他に大きく勝ち星を伸ばすチームが出てくる可能性も低いという事。

そう考えると、ここからレギュラーリーグ戦再開までは如何に貯金の残額を維持するかかと思えてきます。

情けない話ですがここまで戦力が落ちてしまった以上は、それが現実です。

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6/2 ●「相手が『山賊』でも『海賊』でも…。」(カープ2018)

6/2 ●「相手が『山賊』でも『海賊』でも…。」(カープ2018)

 

千葉ロッテマリーンズ7-3広島東洋カープ

2回戦(カープ1勝1敗)

ZOZOマリンスタジアム(千葉マリンスタジアム)

 

勝利投手 高橋昴1敗

敗戦投手 ボルシンガー6勝1敗

 

本塁打

(M)井上6号①角中2号②

 

先発、高橋昴は序盤から安定せず3回1/3で2試合連続KO。

打線は中盤に3得点で、1点差まで一時迫るも以降は得点出来ず。

先発の力の差により、惨敗。

高橋昴はプロ入り初黒星。

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4月の神宮球場で4回5失点と散々だったプロ入り初先発から約2ヶ月で再びマウンドに上がった高橋昴也。

相手チームの主戦投手を向こうに回しての投球で苦戦が予想されましたが、それ以前の問題のお話にならない投球。

前回の登板同様、打線が中盤になればある程度は援護できる期待はあった訳ですからせめて5回3失点程度投げれば勝機は見えたかもしれないにも関わらずこの結果という点では前回と同じです。

内容的にも見るべきものはほとんど皆無で、この若き左腕に期待するのは今季に関しては難しい事が改めて分かりました。

「期待はずれ」というより、「実力のわりに期待が大きすぎた」と言うことでしょう。

同時に「左腕不毛の地」であるにも関わらず、その払拭の為にドラフトもトレードもせずに期待した若手の筆頭がこの程度という事ですから、球団の怠慢が改めて明るみにもなったというものです。

 

この無様な敗北でチームは今週の勝ち越しがなくなりましたが、それもそうでしょう。

今週、先発した投手でかろうじてQSを達成した投手が大瀬良大地のみという惨状なのですから…。

来週にはクリス・ジョンソンが帰って来る見込みとはいえ、首位にある事が不思議にすら思えてくるぐらい先発陣のレベルは12球団全体でも最低レベルと言っても過言でもないでしょう。

もう今週何度も何度もしつこいぐらいに書いた気がしますが、打線に主軸が戻りつつあり、ある程度打てて来ていても、先発が試合を作れなければ何の意味もないのは言うまでもない事実です。

ましてや当面の対戦相手は少しの隙で試合を一変させる強さを誇る「格上リーグ」であるパ・リーグ球団。

相手の順位なんて関係なく、ましてや相手が「山賊」だろうが「海賊」だろうが関係なく先発陣のレベルが低いままなら、大量失点の可能性が高いのは今週のスコアを見れば分かります。

 

6/1 ◯「相手は格上」(カープ2018)

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千葉ロッテマリーンズ4-6広島東洋カープ

1回戦(カープ1勝)

ZOZOマリンスタジアム(千葉マリンスタジアム)

 

勝利投手 大瀬良8勝2敗

セーブ投手 中崎1敗15セーブ

敗戦投手 大谷2敗

 

本塁打

(C)松山4号①丸6号①會澤5号①

 

先発、大瀬良は中盤に田中のエラーをきっかけに集中打を浴びて4失点。

打線は序盤に3点先制し逆転された直後に丸の本塁打で追いつき終盤に勝ち越し。

先発が崩れながらも先発全員安打で逆転勝利。

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2年ぶりとなる千葉での試合となったこのカード。

またしても、喧嘩売る気満々のポスターに迎えられてやってきのは幕張・千葉マリンスタジアム

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相手は現在、パ・リーグ5位と不信のマリーンズでしたが、やはり交流戦ではそんな事は関係ありませんでした。

3回までに3得点と先行し、先発の大瀬良大地も安定感のある投球を見せてくれましたが、田中広輔のまるでコントのような信じがたいエラーをきっかけにあっという間に逆転を許すという展開。

最終的には、リリーフ陣に問題を抱える相手チームを押し切る形で勝利を得ることは出来ました。

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しかし、エラーした田中は勿論、あっさりその後4連打で崩れる大瀬良も無様極まり醜態にスタンドから呆然としたファンは私だけではないでしょう。

また、結果的にはこれらの失敗をリカバーした打線も15安打も放ちながら6得点と安打数のわりには物足りない得点数。

守るべき場面で守れず、攻めるべきところで攻めきれない…。

ついでに言えば、1塁手もベースを踏み忘れかけて場内を爆笑の渦に巻き込む…。

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そういう隙を見せてしまうと、パ・リーグ相手ではあっと言う間に試合の流れを持っていかれてしまうという事でしょう。

やはり相手は格上たるパ・リーグであり、相手の順位なんて関係ないという現実を思い知らされます。

 

それにしても、交流戦に入って丁重な結果と内容が続く先発陣ですが勝ち頭である大瀬良ですらこれだけ脆さを露呈するようでは先がますます思いやられます。

一方、交流戦に入ってから打線は良くなりつつありますが故障から復帰後、低調だった丸佳浩があわやサイクル安打という活躍。

 

鈴木誠也の復調に続いて、ようやく役者が戻りつつあります。

しかし、それだけでは交流戦は勝てない…というより五分すら難しいかもしれません。

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5/31 ◯「『山賊』に焼かれた村」(カープ2018)

広島東洋カープ7-12埼玉西武ライオンズ

3回戦(カープ1勝2敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 ウルフ 2勝1敗

敗戦投手 薮田 2勝1敗

 

本塁打

(L)秋山8号③

 

先発、薮田は2回に10失点と試合を破壊し4回で降板。

打線は中盤以降に反撃し一時4点差に迫るも及ばず。

先発の大乱調で記録的な大敗を喫しカード負け越し。

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昨日は、劇的な幕切れで交流戦初勝利を手にし、勢いに乗りたいところでしたが、それをあっさりぶち壊したのは薮田和樹。

松山竜平の考えられないぐらいの稚拙なエラーもあったとはいえ、1イニングで10失点という天文学的な失点数を記録するというあり得ない投球。

というより、彼自身当初は今週に早々と1軍復帰し即先発という判断自体が疑問でした。

首脳陣は一体、あんな打ってくださいと言わんばかりの力のないボールを置きにいく作業を繰り返すだけの投手のどこが復調したと判断して先発させたのか理解に苦しみます。

 

確かに昨年の交流戦の同一カードで緊急先発してから大ブレイクを果たしたのは記憶に新しいところですから、「夢よ、もう一度」と願う気持ちでもあったのでしょうか?

しかし、ファンならいざしらずベンチで指揮を取る立場の人間がそのような感情で到底投げられるレベルでない投手をマウンドに送り出したのなら論外でしょう。

もっとも、この結果を受けてそのような幻想は見事に砕け散りました。

薮田が、大車輪の活躍を示してチームを優勝に導いた投手だったもはもはや単なる過去の話であると誰もが理解したことでしょう。

今季は昨季のような活躍を見せる事はもはやあり得ない訳ですから、今後は彼には一介の中堅投手として2軍の「雑巾がけ」からやり直して貰うしかないかと思います。

 

それにしても、この薮田に限らずこのカードは3試合で26失点と散々な結果に終わりました。

人呼んで「山賊打線」なんて言われている相手チームですが、見事に「自分の村を山賊に焼かれた」形。

しかし、このカード前まで相手打線も一時の勢いは衰えていた訳ですから、実際に「村に火をつけた」のはむしろ冴えない立ち上がりを見せ続けたこのチームの先発陣でしょう。

家庭の事情で戻ってきたクリス・ジョンソンも帰って来ましたがそれでもこのカードだけで先発の枠に大きな穴が2つ空いてしまっています。

こんなレベルの低い先発陣で協力無比なパ・リーグの打線と渡り合うのは不可能でしょう。

 

打線は逆にこのカードで勢いはある程度蘇りつつはあります。

その中心になったのは昨日、今日と固め打ちの鈴木誠也でしょうか。

一時はスタメン出場自体が疑問視されるぐらいに冴えない日々を送っていましたが、ここで再び当たりが戻ってきました。

しかし、一方で丸佳浩ともども足に不安を抱える以上は、昨年のような躍動はまだまだ期待できません。

この二人の強みはかつてのレジェンドである山本浩二衣笠祥雄同様に、「あれだけ打てるにも関わらず守れて走れる」という事だった訳ですからそれが完全で無い以上は過度の期待はできないでしょう。

何より勢いが戻りつつあるにも関わらず投手陣がこの有様ですから意味がないかもしれなという事もありますし…。

5/30 ◯「中堅の底力で…」(カープ2018)

広島東洋カープ8×-7埼玉西武ライオンズ

2回戦(カープ1勝1敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 アドゥワ1勝

敗戦投手 武隈1勝1敗

 

本塁打

(C)松山3号②

(L)メヒア3号①

 

先発、岡田は初回から崩れ5回2/3を3失点で降板、

打線は中盤から反撃し終盤に松山の2ランで底力を発揮。

最終回に追いつかれ延長10回で勝ち越されながらも大逆転でサヨナラ勝利を納める。

アドゥワは、プロ入り初勝利。

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7回に逆転本塁打で劇的に勝ち越しながら、9回に追いつかれ10回に3点勝ち越されながら、最後は押し出しでサヨナラ勝ち。

端的に短くまとめて見ると訳が分からない文章になってしまいますが、紛うことなき事実です。

昨日の中村裕太の惨状を受けての先発だった岡田明丈でしたが、これまたイマイチな投球、

初回だけで4与四球という無様な投球で先制点を許し、その後はフラフラになりながら投げた末に最後は力尽きて6回途中でマウンドを降りるという結果には前後の試合に投げる先発投手を考えると心底不安しか残らない投球。

それでも松山竜平の2ランで勝ち越しますが、土壇場9回で中崎翔太エルネスト・メヒアから被弾し同点に追いつかれ延長10回には3点を勝ち越される展開。

この時点で敗北を確信して観戦を止めたのは私だけではないでしょう。

しかし、ここで奇跡が起こります。

野間峻祥が安打を放つと會澤翼が続くと西川龍馬が適時打で2点差、更に堂林翔太が適時打で続くと、田中広輔、菊池涼介を挟んで下水流昴が同点打。

最終的には押し出しという相手投手の自滅で試合は終わりましたが、この長打なき奇跡的な大逆転を演出したのはいずれも主役にはなりきれない試合がほとんどだった中堅どころ。

この事は故障者が続出して若手中堅どころの底力に期待せざるを得ないチーム状況にあって非常に価値があると思います。

こういう劇的な試合はこちらのチームにも悪い部分は多々ある訳ですから、安心する事は出来ないのは当たり前です。

しかし、それを跳ね返した要素を見逃す訳にもいかないでしょう。

伸び悩んで久しい中堅どころの底力…。

それがこういう形で発露されたのは素晴らしい事。

願わくば、それがこの試合だけに終わらないようにと祈りたいものです。

5/29 ◯「山賊と県北」(カープ2018)

広島東洋カープ3-7埼玉西武ライオンズ

1回戦(カープ1敗)

みよし運動公園野球場(三次きんさいスタジアム)

 

本塁打

(C)會澤4号②

(L)山川14号①

 

先発、中村裕は中盤に力尽き5回5失点で3試合連続KO。

打線は、一時逆転に成功も4回以降は1安打と拙攻。

三遊間の拙守もあり、パ・リーグ首位に好守で圧倒される惨敗で3連敗。

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広島を舞台にした児童文学の名作に「ズッコケ三人組シリーズ」というものがあります。

その中で私が初めて読んだのは「ズッコケ山賊修行中」という作品でしたが、その舞台は今日、試合が行われる三次市含む広島県の県北地域。

相手チームが、今季「山賊打線」なんて言われているそうですが、それを聞いてなんとなくその事を思い出してしまいました。

試合は見事にその「山賊たち」に蹂躙される形での惨敗…と一言で済ませられれば良いのですがそれで済ませるには納得行かない部分もありました。

初回の失点は、山川穂高の強烈なライナーを西川龍馬が後逸する形になって適時打になったというもの。

記録上は安打であり、打球自体も決して簡単な打球ではありませんが、ほぼ正面の打球だったにも関わらず、触れもせずに後ろに逸らすというのは頂けません。

しかし、それ以上に酷いのが4回の田中広輔の守備。

まるで「蝶々か何かを追いかける子どものような無邪気さ」で外野の守備位置まで侵入した挙げ句、落球。

結果的に金子侑司の走者一掃の逆転適時打をお膳立てする形となってしまいました。

守備範囲の広さには定評がある田中ですが明らかに追わなくてもいい打球を追った挙げ句に落球というプレーは今日が初めてではありません。

積極的といえば聞こえはいいですが、たんなる軽佻さしか感じられないこの種のプレーはいい加減改善して欲しいものです。

先発の中村裕太はもはやローテーションから外れるのは時間の問題とも言える状態まで落ち込んでいる訳ですから、記録には残らなかったものの、この種の「ズッコケ山賊」ならぬ「ズッコケ守備」で足を引っ張るようでは試合を作れなくなるのは当然でしょう。

もっとも、田中のプレーに関してはグラブに明らかに触れていたにも関わらず、エラーを記録しなかった記録員の判断すら疑問ですが…。

 

投手の酷さに隠れて打線も、決して盤石とは言い難い相手投手陣相手に中盤以降は1安打と論外な内容。

全体的に打線が打てなかった訳ですから、これが最大の要因とまでは言いませんが…。

得点圏での打撃があまり期待出来ない野間峻祥を今季初めて5番に起用した判断には疑問しか感じません。

また、故障を押して出場させている丸佳浩もはっきり言って一軍で起用できるレベルではない事はもはや明白でしょう。

打線の繋がりを作るうえで妨げでしかない安部友裕をわざわざ一塁手で起用している事も含めて選手の質が落ちている証拠としか考えられないです。

ここに来てチームは総合的に厳しい状況に来てしまったと思わざるを得ません。