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カープと趣味の日記

4/17 ◯「『週の頭』からこれでは…。」(カープ2018)

広島東洋カープ7-4東京ヤクルトスワローズ

4回戦(カープ3勝1敗)

呉市二河野球場

 

勝利投手 薮田 2勝

セーブ投手 中崎 6セーブ

敗戦投手 原 3敗

 

本塁打

(C)松山2号②

(S)山田哲3号②

 

打線は、先制された直後に松山の同点弾が飛び出すと田中の3打点の活躍もあり7得点。

先発、九里は初回から制球が定まらず3回1/3でKO。

2番手薮田和樹も不安定な投球も相手打線の拙攻に助けられ逃げ切りに成功し3連勝。

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先発が崩れた試合だらけながらも、何とか5割で切り抜けたのが先週。

穴だらけの先発ローテーションで今週の「頭」を任されたのは九里亜蓮

人材不足で仕方ないとはいえ、非常に微妙極まりない人選ではありましたが、結果的には案の定と言うべきでした。

ここまで先発したこのチームの投手の大半と同じく、とにかく初回から制球が定まらず逃げ回った挙げ句ポコポコ打たれるという惨状。

改めて九里は先発というポジションが向いていない投手と感じたファンはそれほど少なくないでしょう。

やはり、彼はミドルリリーフというポジションでこそ輝く投手であり、彼が先発をするという事はこのチームに先発投手が枯渇している象徴であるとすら思えます。

従って、この投手の先発する試合が無くせるかどうかが先発ローテーションの復旧具合を図るバロメーターになりそうですね。

 

その九里が先発する原因を作った張本人であり後を受けた2番手の薮田も1回2/3という短いイニング数で被安打4という酷さ。

はっきり言って大量失点をしてもおかしくない内容でしたが、不可解ともいえる相手の拙攻にとにかく助けられました。

この試合に限らず、先発ローテーション落ちして以降も復活の兆しすらなくどんどん酷くなっていく薮田…。

正直、もはや1軍で登板できるレベルではないと思います。

まあ、「他にいないから投げさせている」というチーム状況は分からなくもないですが…九里の先発同様に低調な投手陣の象徴を見る思いです。

 

何だかこれだけ書くとまるで負け試合のような文面ですが…今日は呉のカープファンにも勝利を見せる事が出来た試合。

5回以前は毎回得点圏に走者を背負うという投手陣の惨状にあって、打線は序盤から援護点を与え続けてくれました。

ここまで毎試合出塁と驚異的な打棒で打線を引っ張り続けた丸佳浩こそは無安打でしたが、その周囲が活躍した印象。

なかでも九里が初回から無様な投球を見せつけた直後に同点弾を放って試合を降り出しに戻した松山竜平と、再三の得点圏で決定力を見せた田中広輔、猛打賞の會澤翼がその原動力と言えるでしょう。

特に荒れ気味の試合にあって、自身の打順の前に「障害物」としか思えないような打者が居座っていたにも関わらずチャンスメイクを行い、「タナキクマル」に得点圏で繋いだアツと、それをしっかり得点に繋いで見せた田中の存在は大きかったかと思います。

その点、好機を作りながら決定的な場面でポップフライや犠打の失敗があった相手チームとは対象的でした。

 

とはいえ野球はやはり「まず守備ありき」のスポーツ。

これだけ打線が効率よく援護してくれてかつ、相手が攻撃で失敗してくれる展開を前提で戦うなんてあり得ない事です。

そういう点では、「頭」からこれでは今週の戦いぶりに不安を感じてしまいます。