吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

4/30 ●「『丸がいれば』は禁句だが…。」(カープ2018)

広島東洋カープ4-2阪神タイガース

6回戦(カープ3勝3敗)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 岩崎 1勝2敗

セーブ投手 一岡 1勝2敗

敗戦投手 ドリス1敗

 

本塁打

(T)ロサリオ2号②

 

先発、薮田は7四球と乱丁で無失点ながら4回2/3で降板。

打線は8四球を得ながら繋がりを欠き、適時打なしで2得点。

要所で弱さを見せる逆転負けで、連勝が5で止まるも17勝10敗(首位)で4月を終える。

---------------------------------------------------

両チーム合わせて16もの四球と15の安打が飛び交い、その割には合計で6得点のみという大変程度の低い試合となりました。

先発陣の深刻な駒不足の為、先発に戻った薮田和樹はまったくお話にならない投球。

やはり、彼はもはや1軍で投げられるレベルの投手ではなくなってしまっていると改めて感じます。

無失点で先発が降板し、その後継投で失点という展開に訝しむ声もあるかと思いますが、極めて妥当な判断です。

むしろ、失点しなかったのは向こうのチームに明らかな問題があっただけで、あれだけメチャクチャな制球を見せつけた以上、大量失点は時間の問題だったでしょう。

 

また、継投後に追いつかれたのはアドゥワ誠と、今村猛と失点から遠ざかっていた投手であるのですからこれもある程度はやむを得ない事。

もっとも、アドゥワはこれがプロ入り初失点。

元々、制球もアバウトな投手でさほど技術的な引き出しも少ない投手に見えますからこれで気落ちしてズルズルと落ちないようにいって欲しいものです。

 

しかし、今日は薮田と共に打線もまったくダメでした。

8四球も得て7安打も放っておきながら適時打は「0」でまったく繋がりを欠いたうえに、8回9回と勝ち越しもしくはサヨナラのチャンスを得ながら決められないという惨状。

特に9回は、まだベンチに今季サヨナラ打を放っていた下水流昴がいたにも関わらず、野間峻祥をそのまま打席に上げるという不可解な采配もありました。

監督得意のいつもの「プラトーン起用」はどこに行ったのでしょうか?

そもそも、故障がなければあの場面で打席に立つには丸佳浩だった訳ですから余計に歯がゆく感じます。

恐らくこの事を聞かれても監督はどうせ「延長に入った時の守備を考えた」とか言いだすのでしょうが、この部分を切り取っただけでも、守備攻撃両面で中軸の選手が抜けた事の影響の大きさが伺えるというもの。

すなわち、打線は繋がりに欠けベンチも穴を埋める為に選手のやり繰りを繰り返すうちにパニックになる…。

故障者や離脱者が続出するチームでこういう事を言うのは禁句ですが、やはり言わざるを得ません。

 

「丸がいれば勝てたのに…」と。