東京ヤクルトスワローズ11×-7広島東洋カープ
22回戦(カープ12勝10敗)
勝利投手 マクガフ6勝3敗8セーブ
敗戦投手 6勝6敗9セーブ
(C)鈴木26号①長野3号①安部8号①
(S)中村5号①村上32号③山田哲33号④
打点
(C)松山②長野③鈴木①安部①
(S)中村①村上④山田哲⑤バレンティン①
投手
※数字は失点
(C)大瀬良②-島内④-中村恭①-菊池保-フランスア
(S)小川⑤-大下-平井②-ハフ-梅野-マクガフ
先発、大瀬良は不安定な投球で、5回2失点で降板し2番手島内が4失点。
打線は鈴木、長野、安部の一発攻勢で序盤から得点を重ね逆転直後にも追いつく。
最終回にフランスアがサヨナラ満塁弾を浴び最大4点差を逆転される惨敗。
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試合前に昨シーズンで退団したブラッド・エルドレッドの引退セレモニー実施と球団駐米スカウトへの就任が発表されて盛り上がったカープファン。
それにひっぱられるように低調だった打線は初回から得点を重ね、長野久義と安部友裕の連続本塁打などで一気に試合を決めると思われましたが…。
その後は昨日、クリス・ジョンソンが素晴らしい投球を繰り広げて雨天中断にも関わらず試合をあっさり幕引きしたのとは逆に今日はチンタラと失点を重ねた末の大逆転負けという無様極まりない結果に終わりました。
その要因は勿論、先発の大瀬良大地の不調。
前回の中5日登板を経ての10失点ですっかり調子を崩してしまったかのようで思った以上に重篤にすら見えます。
正直、残りの登板数を考えると立ち直るのは困難にすら思えます。
また、2番手で登板した島内颯太朗は明らかな実力不足を露呈した形です。
はっきり言ってどう考えても3点差でマウンドに上げて良いレベルの投手ではないのですが、それでもこんな投手を起用しないといけないのはそれ以上に適材がいないという現実ゆえです。
以降も、菊池保則以外はまったくお話にならない投球で5回以降だけでなんと9失点という結果。
ブルペンが完全崩壊し、試合を勝ちきる為の約束事が何一つないチームの無残さをただただ見せつけるだけでした。
正直、こういう展開で勝てないチームが得られるものなどあろう筈もありません。
この残骸の向こうにはかつての「住処」だったリーグ下位が広がっていると言えるでしょう。
やはり今週も…というか今シーズン最後まで苦しい試合だらけになると改めて想像できます。