09/09(金)●「現れては隠れる月の如く」(カープ2022)
22回戦(7勝14敗1分)
勝利投手 久保1勝
敗戦投手 大瀬良8勝8敗
セーブ投手 マクガフ1勝2敗35セーブ
(C)-
(S)村上53号①塩見14号②長岡8号②
打点
(C)大瀬良①松山①曾澤①上本①
(S)村上①オスナ①塩見③長岡②
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良⑦-島内-コルニエル-森浦
(S)小澤④-久保-木澤②-田口-清水-マクガフ
先発、大瀬良は3本の本塁打を浴びて6回途中7失点でノックアウト。
打線は4回までに4得点も中盤以降は繋がらずパスボールによる2得点に留まる。
一時逆転も大瀬良が試合を壊して2連敗。
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大瀬良大地が長岡秀樹から本塁打を打たれてあっさり逆転を許した直後…。
ビールを飲みながらレフトスタンドの座席からふと夜空を見上げると綺麗な月が雲間から現れて明日は中秋の名月である事を思い出しました。
思えば今季の大瀬良もこんな風に消えたり現れたりというシーズンでした。
完封したかと思えばQSすら出来ない時期が長く続いたりと…とにかく安定感がありません。
前回登板で素晴らしい投球を見せて自力CSが消えたチームの5連勝のきっかけを作りましたが、今日は再びその可能性を消す事に終始したのも何とも皮肉な事。
すっかりスタミナも球威も衰えた今日のような投球が大半を占めるようになった大瀬良。
年齢的に考えても今季の彼は確実にキャリアの下り坂に差し掛かってしまったと言えるでしょう。
一方、スワローズ戦で無敵の強さを誇る秋山翔吾に加えて菊池涼介がコンディション不良で欠場したうえに不振のライアン・マクブルームも外した打線は四番に松山竜平を据えるという何の期待も希望も抱けないスタメンで挑んだ打線。
とはいえ、相手4番と比べてプロと中学生ぐらいの差を感じる数字しか残せていない松山が1安打1打点とまずまずの活躍を見せた事もあり、このチームにしては珍しく打線が繋がって4回までに4得点を手に入れる事が出来たのですから一応は機能したと言えるでしょう。
それが、ここまでチームを引っ張って来た先発投手が試合を壊して台無しにしたのですから皮肉なものです。
こういう展開になるとそれを跳ね返す強度が無いのは明らかですから諦めるしかありません。
もっとも、パスボールで一気に2点も点を貰えるという長い事、球場で野球を見ていて初めて見るような幸運もありましたが…。
まあ、珍しく序盤から点が入って逆転が出来たにも関わらずこういう惨敗をしたのは昨日とは別の意味で残念ですね。