14回戦(カープ6勝8敗)
勝利投手 大瀬良6勝3敗
敗戦投手 西勇4勝9敗
セーブ投手 栗林1敗21セーブ
(C)石原2号①
(T)ロハス・ジュニア5号①
打点
(C)西川①坂倉①菊池涼①鈴木誠②石原①
(T)ロハス・ジュニア①中野①糸井②
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良②-島内-コルニエル②-栗林
(T)西勇③-アルカンタラ②-岩貞-及川①
先発大瀬良は序盤に2失点を喫するなど不安定な投球も6回投げ切り2失点。
打線は3回4回に連打を重ねて逆転し中盤以降も追加点を入れる。
終盤にリリーフ陣が崩れるも辛くも逃げ切り2連勝。
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散々だった前半戦から一転して現在、3連勝中の大瀬良大地は昨日九里亜蓮と入れ替わりとなった影響で中7日の登板。
初回こそは3者凡退でしたが以降は3イニング目までに2失点を喫するなど不安定な投球でした。
6回に漸く3者凡退を得ましたが、このベンチにしては珍しく100球過ぎてあっさりと交代させた事から分かる通りあまり良い状態では無かったように見えます。
しかし、それでもしっかりと試合を作ってはくれて4連勝と結果が付いてくるようになってきたのは喜ばしい事です。
一方で相手先発は前回意外な形で勝利を収めたとはいえ泣く子も黙る西勇輝。
通算100勝まで5度も足踏みするなど最近は不振が目立ちますが、彼相手に序盤に2点も先行されていたとなると後は敗北を待つだけにみえましたが…そうはなりませんでした。
昨日、本塁打のみで11得点とド派手な攻撃を見せた打線でしたが、今日は連打を重ねる形で4回裏に逆転に成功すると以降もこちらより遥かに好投手が揃うタイガース投手陣から追加点を重ねる事すら出来ました。
昨日の試合がたんなるマグレにしか見えなかっただけに大変な驚きです。
まあ、前回のこのカードの初戦も良い形で勝っておきながら以降は4連敗ですから油断はあまり過度な期待が出来ない事に変わりはありません。
また、先制を許しながら先発が粘りその間に打線が好投手から逆転に成功するという良い形にはなりましたが、一方でリリーフ陣の綻びは気になるところです。
7回表に登板した島内颯太郎はまずまずの投球でしたがロベルト・コルニエルが2失点で1点差に詰め寄られると栗林良吏もあわや同点というピンチを辛くも凌ぐなど安定感が感じられません。
特に、これで3試合連続の失点で防御率やWHIPなど諸数値も壊滅的なものになりつつあるコルニエルは完全に勝ちパターンに組み入れる投手としての信頼は失われたと断言して良いかと思います。
同じく後半戦に入って不振でヘロニモ・フランスアが二軍落ちし、残るカイル・バードも凡庸極まりない投手に過ぎませんから助っ人外国人については「全滅した」と言っても過言ではないでしょう。
鮮やかな逆転劇には見えますが試合全体を見る限りでは広がった綻びが目立つようにも見えます。