20回戦(カープ5勝12敗3分)
勝利投手 今野6勝
敗戦投手 ケムナ2勝2敗
セーブ投手 マクガフ2勝2敗24セーブ
(C)-
(S)-
打点
(C)西川①曾澤②長野①
(S)オスナ③村上①中村①
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良②-ケムナ③-島内-菊池保
(S)原③-今野-清水-マクガフ
先発大瀬良は6回裏に崩れるも7回を2失点10奪三振で抑える好投。
打線は初回に西川の犠飛で先制以降は拙攻も7回裏に集中打で一時逆転に成功。
2番手ケムナが崩れ2点差を守れず2度のリードを逆転される展開で連勝が6で止まる。
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横浜スタジアムと甲子園にて思いもよらぬ今季最長の6連勝を今更飾ったカープ。
勢い込んで首位チームとの対戦に望み比較的優位に試合を進めたものの、最後は熾烈な優勝争いを行っている相手の底力を見せつけられる形となりました。
先発の大瀬良大地は、立ち上がりこそ球威も制球もさほどでもなかったように見えましたが2回以降は安定した素晴らしい投球を披露。
6回裏に集中打を浴びて逆転を許したのは残念ですが7回まで投げ抜いてくれたのはさすが。
先月は先発した試合で全てQS以上の成績を残した大瀬良は今月もそれを継続した形です。
しかし、登板した全試合でQSしているにも関わらず僅か1勝で終わった事からも分かるとおり、とにかく今日も打線の援護に恵まれたとは言えないのは残念。
もっとも、初回に相手のエラーがきっかけで先制して以降は原樹里にパーフェクトに抑えられていた打線も大瀬良が7回を投げ抜いた直後に相手ベンチの継投ミスもあり逆転できました。
こうなると後は大瀬良の久しぶりの勝ち星を期待するだけだったのですが…2番手ケムナ誠が1死も取れずにあっさり連打で追いつかれるなど、ここまで6連勝をもたらす原動力となったリリーフ陣が遂に大崩れしてしまいました。
ケムナにしろ、その直後に投げてこれまたあっさり逆転打を許した島内颯太郎にしろ、ここ1週間は緊迫した場面でほぼ出ずっぱりという状況でしたから心身ともに限界だったのかもしれません。
彼ら二人は、元々はポテンシャルも経験もさほど高くない凡庸な投手ですから、いつまでも安定して結果を残すのはさすがに無理な注文。
二人ともここ1週間は出来すぎなぐらい頑張ってくれたのですから彼らのせいで負けてしまったも、今日のところは諦めるしかないでしょう。
むしろ、あの場面は決して恵まれたとは言い難い戦力ながらベンチの継投ミスをしっかりカバーした相手チームの集中力を称賛すべきかと思えます。
前節に続いて激しい優勝争いを行う上位チームと何の目標もないお気楽集団な下位チームとの対戦になった今節ですが、初戦はいずれも上位チームの勝利で当初の予想通り勝ち星の草刈り場と化しましたが…
特に上位チームとの対戦が異様に多いカープが優勝争いの中で注目される事は今月は多そうです。
勿論「ドアマット」として。