9回戦(カープ4勝4敗1分)
勝利投手 九里3勝4敗
敗戦投手 石川3敗
(C)會澤6号①
(S)中山1号①
打点
(C)松山①田中広①會澤①
(S)中山①
投手
※数字は自責点
(C)九里-島内-塹江①-フランスア
(S)石川②-長谷川-梅野①
先発、九里は5四球も要所を抑えて6回無失点で試合を作る。
打線は、松山と田中広輔の適時打で先制し相手の失策などで5得点。
リリーフ陣は塹江が失点も逃げ切りに成功し連敗を3で止める。
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台風10号の影響で昨日の試合が中止になり、13連戦の真ん中で思わぬ休息を得た状況で迎えた「ブービー対決」。
一番この恩恵を受けたのは恐らくは今日、先発の九里亜連だったかもしれません。
なにしろ先週は崩壊した先発陣の中にあって唯一、試合を作っていたものの、7回まで2失点もベンチの無謀な采配により140球以上というこれまでの彼にとっては考えられないような球数を投げた末に最後は打ち込まれていたのですから、これに加えて中5日となるとどう贔屓目にみても好投は期待できませんでした。
とは今日の投球の内容も無意味に四球で走者を背負い4回5回は2イニング連続で満塁のピンチを迎えるという到底、前回同様の結果を残せるとは思えない投球。
しかし、最終的には要所を抑えて6回無失点という結果で1ヶ月ぶりの勝利を手にする事になるから分からないものです。
走者を背負った後に開きなったかのように力強く投げ抜く彼らしい気持ちの強さが出ていたかと思います。
もっとも、「何故そのボールを振るのか?」と言えるほどの相手の拙攻に助けられたという事実の方が大きいでしょうが…。
結果だけを見れば今季の彼の成績を考えると十分すぎる事なのは言うまでもありません。
一方、打線は2回裏に4試合連続の打点となった松山竜平と、なんとあれだけ試合に出ていながら今さら今季初の2安打をやっと記録した田中広輔の適時打で先制はしました。
しかし、以降は繋がらず、最終的に決定的な得点をもたらしたのはホセ・ピレラの平凡なショートゴロを逸した名手アルシデス・エスコバーの信じられないようなエラーとこれまた低レベルな内容でさほど次回以降に期待をもたせるものではありません。
このように今日は3連敗はなんとか止めて最下位脱出にも成功はしはしましたが、端的にいえばその結果以外に見るべきものがない大変低調な試合ではありました。
まあ、今季は新型コロナウイルスの影響でプレーオフがない訳ですから目的を完全に喪失したチーム同士の試合となるとこうなるのはやむを得ません。
まあ、弱小最下位球団のファンとしては身の程を知ってとりあえず勝てた事だけに満足しなければいけないのでしょうが…。
なんとも虚しいものです。