吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

10/27(火)○「九里が素晴らしいだけに…」(カープ2020)

広島東洋カープ2-0東京ヤクルトスワローズ

21回戦(カープ12勝7敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 九里8勝5敗

敗戦投手 高梨3勝6敗

セーブ投手 フランスア2勝3敗16セーブ

 

本塁打

(C)-

(S)-

 

打点

(C)大盛①田中広①

(S)-

 

投手

※数字は自責点

(C)九里-塹江-フランスア

(S)高梨②-長谷川

 

先発、九里は8回にピンチを招き降板も7回2/3を3安打10奪三振の好投。

打線は大盛の適時打と相手野選により3回裏に2得点も以降は散発3安打で無得点。

8回2死満塁のピンチで塹江が好救援を見せて逃げ切り5年連続でスワローズ戦勝ち越し。

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コロナウイルス蔓延に伴う開幕延期の影響でかつてない程の過密日程となった今シーズンにあって今日から最後の6連戦。

シーズン終盤に入って4週連続でHQSをマークした九里亜蓮は今日も面白いように際どいコースにボールをポンポン投げ込む小気味いい投球を披露。

相変わらず無闇に投手を引っ張る事が大好きなベンチのせいで8回途中2死満塁で降板にはなりましたが、2番手の塹江敦哉の好救援もありこれで4連勝を記録。

更に10月は負け無しで自責点は僅かに2という数字で、42イニング連続無失点というそれ以上に驚異的な数字を残す大野雄大さえいなければ月間MVPすら狙えそうなくらいの安定感でまさにプロ入りでもっとも充実している状態と言って良いでしょう。

自身初の規定投球回数には既に到達し、序盤戦での躓きから絶望的であった自身初の二桁勝利にも一筋の光が見えてきて勝っても負けても森下暢仁の新人王争い以外は退屈な事このうえない消化試合に楽しみが増えてきた気がします。

 

しかし、皮肉な事にその九里の活躍が素晴らしかっただけに周囲の無気力さと不甲斐なさがかえって悪目立ちしたのもこの試合。

前回のベイスターズとの3連戦ではシーズン初の1カードで2度の完封負けを喫してここに来て絶不調に陥った打線は今日も無気力な攻撃に終始して見ていてイライラするばかり。

特にここ6試合で僅か2安打と不振に陥っている鈴木誠也は今日も先制直後に併殺打を放ち盛り上がった場内に冷水をかけると最後の打席でも力なく三振。

過度な相手投手の警戒からか四球を選ぶ機会こそはあるものの、週が明けても変わらないあまりの無気力に驚かされます。

はっきり言って燃え尽き症候群にでもなってしまったのではないかと言えるぐらいです。

まがりなりにもタイトル争いをしている選手ではありますがこれだけ心身ともに疲れ果てたような姿を見ると故障の心配もありますしもう今季は休ませたほうが良いような気がします。

 

また、九里の頑張りを無駄にしかけたという点で相変わらずのベンチワークの酷さもかえって際立ちました。

既に100球を超えていた九里を調子に乗って8回も続投させた挙げ句、一打同点の場面で完全に疲れ果てて調子を大きく落としている塹江敦哉を投入したのは明らかな悪手でした。

幸い、追い詰められて半ばヤケクソで投げ込んだ直球が良い感じに決まって塹江は危うく難を逃れましたがこんなまぐれ程度で調子に乗ってまた次回以降の試合でも同じような起用をされてはたまりません。

起用するにしても少しでも負担が少ないイニング当初から以外にリリーフ陣は投入するべきです。

また、直後の8回裏の松山竜平の安打で2塁走者を本塁に突入させるという今季何度目か分からない3塁コーチの廣瀬純の意味不明な判断もありました。

もはや、「壊れた信号機」を通り越して「便所の扉」とも呼べる酷さで、長い事私もプロ野球カープを見てきましたが、あれだけ落ち着きも想像力の欠片もない3塁コーチというのは初めて見ました。

改めて今季限りでの解任を強く求めます。