15回戦(カープ7勝6敗2分)
勝利投手 床田6勝3敗
敗戦投手 クック3敗
セーブ投手 フランスア2勝3敗11セーブ
(C)-
(S)青木17号②西田5号①
打点
(C)鈴木誠①堂林②長野①菊池涼①會澤①
(S)青木②西田①山田哲①坂口①
投手
※数字は自責点
(C)床田③-ケムナ-塹江②-フランスア
(S)高梨②-クック③-中澤-星-長谷川①-梅野
先発、床田は2本の本塁打を浴びるも6回3失点で抑えて試合を作る。
打線は初回に鈴木誠也と堂林の適時打で先制すると中盤終盤と加点して7得点。
8回裏に塹江が失点もフランスアが好救援を見せてカード初戦を制する。
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今季最後の神宮球場での3連戦は、ビジターにも太鼓や電子ホイッスルによる応援が許可され漸く最後の最後で賑わいの欠片程度は戻ってきてくれました。
これだけでも無観客で静かだったシーズン開幕直後に比べればかなり大胆な緩和。
この戻ってきた盛り上がりに水を指すことと言えば、試合自体が最下位に転落した直後のブービー対決という事実でしょうか?
前回登板で7回1失点と久しぶりに良い投球を見せた床田寛樹は今日もQSを記録し試合を作ることに成功しました。
とはいえ、2点のリードを貰った初回にいきなり青木宣親の2ランで追いつかれて勝ち越して貰った直後にも西田明央にも一発を浴びるという粘りのない投球。
更に4与四球と制球も定まらず内容的には見るべきものがありませんでした。
まあ、そんな内容ですから前回と違ってとにかく決断が遅い事に定評があるベンチにすっぱりと100球投げたところで降板させる決断を促したのですから怪我の功名かもしれません。
何とか試合を作れたレベルの苦しい内容の先発が投げる試合において終始優位に試合を進める事が出来たのは珍しく繋がった打線でしょう。
初回の鈴木誠也の適時打をきっかけに奪った得点はいずれも一発に頼らず好機で繋いでコツコツと稼いで序盤中盤終盤とまんべんなく得点に成功。
その中には全身守備の相手外野手がミスした一瞬の隙きを見逃さなかった曽根海成の見事な走塁による追加点もありました。
今季、このようにソツのない攻撃でジワジワと得点を積み重ねた試合は珍しいですが、これがあったからこそ8回裏に塹江敦哉が2失点と不覚を取ってヘロニモ・フランスアに救援を求める自体になっても最後まで大崩れしなかったかと思えます。