吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

03/13(土)○「発見なく調整へ」(カープ2021)

広島東洋カープ3-1北海道日本ハムファイターズ

オープン戦

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 中田1勝

敗戦投手 金子2敗

セーブ投手 大道1セーブ

 

本塁打

(C)-

(F)-

 

打点

(C)田中広①正随①高橋大①

(F)野村①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良-中田-コルニエル-島内-大道①

(F)池田-金子②-西村①

 

先発大瀬良は5回投げて9奪三振を奪い無失点の好投し、リリーフ陣も8回まで無失点。

打線は田中広輔の適時三塁打で先制も以降は好機を活かしきれず3得点。

最終回に大道が連打を浴び1失点も抑えて勝利。

------------------------------------------------

ほとんどいいところなくボコボコにされただけだった甲子園での2連戦から地元に戻ってのファイターズとの3連戦の2戦目。

金曜日に予定されていた1戦目は雨で流れましたが、試合数的にはちょうどの今日の試合がオープン戦の日程上の折返しでもあります。

そういえば広島では今週、観測史上異例の早さで全国に先駆け桜の開花宣言が発表されたそうですが…ここまでのオープン戦の結果と内容を見る限りこのチームの若手において開花はおろか蕾すらつけてない選手ばかりというのが個人的な印象です。

今日の試合に関しては先発の大瀬良大地を始めスターティングメンバーは開幕戦かと見紛うばかりのスカッドとなっておりいよいよベンチも若手に見切りをつけて新たな選手の発見から単なる調整の場へとフェイズが移ったようにすら思えます。

試合に関しても目立ったのは5回投げて被安打1に9奪三振とオープン戦で見せるには勿体ないぐらいの素晴らしいと投球を披露してくれた大瀬良やあわや本塁打かという当たりで先制点を挙げた田中広輔など従来からの主力ばかり。

特に大瀬良に至っては開幕当初の絶好調から一転して残念なシーズンになってしまった昨年の例もありますから些か飛ばし過ぎにすら見えてきてしまい、かえって心配になります。

一方の若手に関しては7回裏と8回裏で得た1死二塁三塁という好機で「永遠の中堅」高橋大樹の適時打のみに終わった事からも分かる通りの相変わらずのさほど発見も驚きも提供してくれませんでした。

せいぜい石原貴規が二塁打でチャンスメイクした事ぐらいでしょうが、そもそも故障から実戦復帰している坂倉将吾を差し置いてまで起用するレベルとも思えません。

また、投手にしても相手先発の池田隆英のように実績がないにも関わらず大瀬良と立派に渡り合っている投手を見ると、「せめてこれぐらいの気概がある投手がローテーション候補の若手や中堅にいれば…」とため息しか出ない程度の状況です。

 

そういえば今日は4番に西川龍馬を起用して「4番は固定しない」という意図を首脳陣が見せましたが…。

これだけ若手が育っておらずチームに競争がまったく存在しない以上、それを取り繕うだけの小賢しい工夫としか思えないです。

そもそも龍馬のようにプレイスタイルが気ままで故障がちの選手に4番を任せるは無理というものに思えますし…。