吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

03/14(日) ●「上積みがない状況で」(カープ2021)

広島東洋カープ0-2北海道日本ハムファイターズ

オープン戦

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 伊藤1勝1敗

敗戦投手 九里1敗

セーブ投手 村田 1セーブ

 

本塁打

(C)-

(F)中田2号①

 

打点

(C)-

(F)中田①野村①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里①-遠藤①

(F)伊藤-村田

 

先発、九里は5回1失点2番手で登板した遠藤も4回1失点でまとめる。

打線は散発5安打の拙攻で見せ場なく無得点。

打線が機能しない展開に終始して敗戦。

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打撃面では若手にまったくやる気の欠片も見られず、戦力の上積みが無いことが確定した今季のオープン戦。

そんな中で今日は、堂林翔太鈴木誠也がいずれも出場しないという事態になりました。

特に堂林翔太に関してはこれで2試合連続の欠場どころかベンチ入りすら出来ていない状況であり残念ながら故障の疑いが濃厚となっています。

実際、試合前に一塁手での出場が発表されていたケビン・クロンが急遽、三塁手を守り、長野久義が外野の守備についたのもそれを暗に示しているかのようです。

林晃汰を始め若手がまったくお話にならない現状の中でこうなると、三塁手は事実上、お世辞にも日本の野球にフィットし始めたとは言い難いクロンのみとなってしまい開幕前に大きな穴が空いたと言わざるを得ません。

一応、今日は一時「消息不明」だった状況から二軍での活躍を経てアレハンドロ・メヒアがスタメン起用となり安打を放ちましたが…こちらは一軍の試合になると途端に萎縮してしまう事で有名な選手ですからどれだけオープン戦で打ったとしてもまったく信用するに値しません。

むしろ、こういう緊急時に上げられるのがこの「ドミニカの迎祐一郎」とも呼べる二軍戦専用外国人選手しかいないという状況こそ今のチームの育成が壊滅的である事の証左でしょう。

ポジション争いがなくノープレッシャーの状況では主力組もやる気のない打棒に終始するのもやむを得ないかもしれませんが…、それにしても新人と近年は低迷が続いているベテラン投手相手にまったく好機らしい好機すらなく無得点というのは問題です。

ますます開幕を迎えるのが厭わしくなってくる気分です。

 

投手に目を向ければすでにローテーション入りが確実視されている九里亜蓮と遠藤淳志が登板しそれぞれ1失点とまずまずの結果。

中田翔に一発を浴びた以外は5回投げて失点がなかった九里は昨日の大瀬良大地の圧巻の投球とは異なりさほど内容的に良くは見えませんでしたが、それでもそれなりにまとめる辺りは元来、安定感や集中力に欠ける投手にしては大きな進歩かと思います。

今季こそは是非とも二桁勝利を目指して欲しいものです。

昨シーズンは半ばボロボロになりながら先発投手がいないチーム事情もありローテーションを守り続けた遠藤淳志は九里以上に微妙な内容ながら、これまでローテーション候補として登板した矢崎拓哉や、中村祐太のようにはならずローテーション争いに一定のレベルを担保した形となったのは良かったです。

次回は恐らく来週のホークス戦あたりでもう一度登板があるでしょうが何とか開幕に向けて調子を上げて欲しいものです。