16回戦(カープ4勝10敗2分)
東京ドーム
勝利投手 高橋昴3勝4敗
敗戦投手 サイスニード2勝2敗
セーブ投手 栗林1敗23セーブ
(C)鈴木誠21号①菊池涼12号①坂倉9号②
(S)-
打点
(C)鈴木誠①菊池涼①坂倉②
(S)オスナ①青木①
投手
※数字は自責点
(C)高橋昴-塹江①-島内-バード-森浦①-ケムナ-栗林
(S)サイスニード④-大下-大西-石山
先発、高橋昴也は序盤にピンチを招くも4回以降は立て直して6回無失点。
打線は鈴木誠也の2試合連続弾で先制すると合計3本の本塁打を集めて4得点。
終盤にリリーフ陣が崩れるも2失点で凌いで逃げ切り勝利。
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先発ローテーション投手が常に不足しているチームにあってもはや恒例となった「他に投手がいないから投げさせましたシリーズ」
今週の当番…もとい登板となったのはオリンピック期間のエキシビションマッチでまったくお話にならない投球を見せて失望を買った高橋昴也。
それだけに今日は一方的な展開で惨敗する事は容易に想像出来ました。
少なくとも、こちらの攻撃があっさり終わった一方で、村上宗隆の内野ゴロで本塁へ突入したホセ・オスナが微妙な判定でアウトになるなど辛うじて凌いだ初回の攻防を見る限りではここから先発が耐えきれず大量失点するのは時間の問題に見えましたが…。
さほど良い投球内容には見えなかったものの奇妙なばかりに失点を許さない高橋昴也は4回以降は落ち着いた投球を見せて予想以上に素晴らしい結果をもたらしました。
また、打線も昨日同様に繋がりが全くないものの2回表の鈴木誠也による先制弾を皮切りに菊池涼介と最近好調が際立つ坂倉将吾も一発攻勢で続いて無理やり得点を挙げる事が出来ました。
先発が予定通り降板してついて点差は4点差。
しかし、その時点で新たに考えたのは「さて、いつ逆転されるであろうか?」という事でした。
というのも、このチームのリリーフ陣はヘロニモ・フランスアとロベルト・コルニエルが相次いで調子を落として栗林良吏という「安全地帯」まで信頼できる投手が皆無という状況。
案の定、ここまで無失点が続いていた塹江敦哉と森浦大輔は耐えきれず失点を喫し走者を背負った状態で降板するという体たらく。
それぞれカイル・バードとケムナ誠の好救援こそあったものの4点差の3イニングを守るのに実に投手6人を費やすという異常さでよく勝てたものと思えます。
今日は運よくリードを保って襷を栗林に渡す事が出来ましたが、現状がこれでは試合日程が過密になっていくシーズン終盤は逆転負けの連発になる暗い予感が漂います。
まあ、こんな順位のチームにそんな事を今更心配しても仕方ないですが…。