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カープと趣味の日記

02/27(日)●「『ビッグボス』との遭遇」(カープ2022)

北海道日本ハムファイターズ4-2広島東洋カープ

オープン戦

タピックスタジアム名護

 

勝利投手 生田目1勝

敗戦投手 九里1敗

セーブ投手 井口1セーブ

 

本塁打

(C)大盛1号①

(F)今川1号②王1号①

 

打点

(C)大盛①

(F)今川②王①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里①-黒原②-栗林-床田

(F)堀-生田目-宮西①-立野-井口①

 

先発、九里は被安打1も暴投で失点し、2番手黒原は本塁打を浴びる。

打線は6回まで散発4安打でフィルダースチョイスによる1得点のみの拙攻。

最終回に大盛の本塁打で反撃も及ばずオープン戦初黒星。

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沖縄キャンプ期間中に行われる最後のオープン戦となった試合はオフに恐らく12球団でもっともドラスティックな変化があった日本ハムファイターズ

チーム内でのトラブルを原因に中田翔を始めFA資格を持つベテラン3選手も事実上の戦力外とした事に加えて、10年間に渡ってチームの指揮をとった栗山英樹前監督の後任に新庄剛志氏をコーチ経験がないにも関わらず招聘しました。

中でもビッグボスこと新庄剛志氏は現役時代そのままの奔放な言動で話題を振りまいていますが…。

個人的に新庄監督とカープ言えば彼が現役時代だった2006年シーズンの旧市民球場でのファイターズ戦を思い出します。

あの時は既にシーズン序盤で突然の引退表明をしていた事に加えて派手なパフォーマンスが「新庄劇場」と話題になっていた時期。

センターの守備位置に就く際は相手チームの選手であったにも関わらず外野席のカープファンからも異例とも呼べる大歓声が上がりそれに笑顔で応える姿は今でも印象に残っています。

…なんですが、結論から先に言いますと今日のカープはその「ビッグボス」にあっさり初勝利を献上してあの時同様に名を成さしめる事になっただけでした。

昨日のベイスターズとの試合ではあえてベンチに座らないという奇矯な振る舞いが話題になりましたが、むしろ今日の対戦相手の方が楽に勝てそうだからそうしたようにしか思えないですね…。

 

先発の九里亜蓮は暴投により失点を喫したもののそれ以外は比較的安定した投球を披露。

大瀬良大地、森下暢仁と争う開幕投手争いに期待を持たせる事となりました。

一方で、ドラフト1位ルーキーの黒原拓未と床田寛樹はいずれも本塁打を浴びるなど微妙な投球に終始した形です。

ある程度実績のある床田はともかく、黒原についてはキャンプ終盤に差し掛かってからフォーム修正を余儀なくされているほか、起用方法も全くの未定で森下や今日つつがなく無失点だった栗林良吏のような過大な期待は難しいように見えます。

 

しかし、それ以上に期待がもてないのが、昨日同様に適時打がなかなか出ない打線。

最終回に昨シーズンに防御率1点台に加えてWHIP0.88と好成績を残した井口和明から大盛穂が本塁打を放ったのは良かったですが、逆に言えば見せ場はそれぐらいのものでした。

特に相変わらず得点圏では全く得点のする気配すら漂わずフィルダースチョイスによる得点のみで8回表も1死満塁という好機で昨日本塁打でファンを喜ばせた末包昇大も凡退という残念な結果。

この末包を始め、所詮は実績のない選手ばかり搔き集めてポジション争いをしている程度の選手層ですからいわゆるケース打撃など難しい注文は無理というのは分かるのですが…今季も昨年同様に得点圏でイライラする事が増えそうです。