5回戦(1勝4敗)
勝利投手 福谷1勝1敗
敗戦投手 森下2勝1敗
(C)-
(D)鵜飼2号①阿部3号②
打点
(C)大盛①小園①坂倉①曾澤①
(D)ビシエド①木下②京田②鵜飼①石川②阿部②
投手
※数字は自責点
(C)森下⑧-矢崎-松本-黒原-菊池保②
(D)福谷③-祖父江-清水①-ロドリゲス-田島
先発、森下は初回から打ち込まれプロ入りワーストの2回8失点でKO。
打線は13安打を重ねながら4得点に留まる拙攻。
先発が打ち込まれ攻守ともに圧倒されての惨敗。
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世間ではマリーンズの佐々木朗希による世界初の2試合連続完全試合への期待がかかる裏でひっそりと行われたこの試合。
試合中継の解説を務めた前田智徳が途中で飽きたのか、しきりに佐々木の投球を気にかけていた事からも分かる通り、序盤で試合が決してしまいました。
完全試合に比べれば遥かにショボい記録ながらチームは今日まで11試合連続で先発がQSを収めるという状況で、これはQSという概念が知れ渡って以降では恐らく球団記録でもありました。
一人の投手がいつまでも無得点でいられない事と同様にチームの先発陣がいつまでもQSを続けられるという事もあり得ない事。
しかし、それを止めたのが前回登板でチーム初の完投勝利を収めるなどここまで先発陣で一番安定した投球を見せてくれていた森下暢仁であったのは誰も予想しなかったでしょう。
しかも、事実上20分程度で試合を終わらせたうえに2イニングで先発全員安打を許すという大炎上となると、正直ファンにとってもチームにとってもダメージは小さくはないでしょう。
というよりあれだけの投手がたんなる不調でこの結果というのは信じがたく、何らかの故障を疑いたくもなります。
元々、得点自体はリーグ最多となっているものの長打力が低く、迫力の全くない打線にさすがにこのビハンドを跳ね返す力はありませんでした。
むしろ、相手チームに匹敵する13安打を放ったにも関わらず4得点でしかも適時打は2本だけという点を考えると打線はこの先悪くなることはあっても良くなる事はないと言えるかもしれません。
確かに今季初スタメンの大盛穂と不振が続く小園海斗がそれぞれ2安打と明るい要素がない事はありませんが、これにしても事実上試合が終わっていた状況での事ですから参考記録程度に考えるべきでしょう。
さほど強さを感じないわりに勝ち星は上手く積み重ねてきたこのチームですが、この試合が悪い意味での分岐点になりはしないかと危惧します。