4回戦(カープ2勝2敗)
東京ドーム
勝利投手 戸郷3勝1敗
敗戦投手 九里 1勝1敗
セーブ投手 大勢1勝10セーブ
(C)-
(G)坂本3号①
打点
(C)西川①
(G)坂本①岡本①大城①
投手
※数字は自責点
(C)九里③-黒原-松本-矢崎
(G)戸郷①-大勢
先発九里は序盤から制球が乱れ5回3失点で降板。
打線は7安打も終盤8回に西川の犠飛による1得点のみ。
リリーフ陣が無失点も攻守でミスを連発して2連敗
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「お支払いはキャッシュレスのみとなっております」
東京ドームの売店でビールを買おうとして小銭を出した途端に店員さんに言われて面食らってしまいました。
東京ドームは今季から大幅にリニューアルされたと同時に完全なキャッシュレスに移行したと何かのニュースで見た記憶はあったのですがすっかり忘れていてとんだ赤っ恥です。
そもそも、10年近く通っているこの東京ドームにおいて場内でビールを買うのも実は初めてなのですが、一昨年前から続いているアルコールの持ち込み禁止の為、止むを得ません。
もっとも、お釣りのやり取りの煩わしさや客回転のスムーズさを考えればキャッシュレス自体は個人的には大賛成ですので、次回以降はスムーズにやり取りしたいものです。
試合の方はリリーフ陣が無失点に抑えた事でスコアだけみれば僅差の試合に見えますが、実際には攻守で圧倒された惨敗と呼んでいいでしょう。
前回の試合で森下暢仁が2回で試合を終わらせて途切れた先発投手のQSですが、今日の先発だった九里亜蓮も初回から制球に苦しみ四球を連発する投球に終始。
味方の相次ぐエラーで力尽きた形ではありますが、それを差し引いても正直、5回3失点で済んだのが不思議に思えるぐらいに低調さでした。
先発が試合を作れないとなると、得点自体はそれなりに積み重ねてはいるものの爆発力に欠ける打線ですから試合も自然と重苦しくなってしまいます。
今日も相手チームとほぼ同数の7安打を集めそれなりに好機も作りましたが、はっきり言って全く逆転の予感は漂いませんでした。
上位も下位も打線全体で得点圏での粘りはなく、特に小園海斗に至っては明らかなボール球を空振りしたり、バットに当てに行くだけに終始してポップフライなど、まともな打撃にすらなっていない酷さでした。
守備の問題もあるので簡単に外すのは出来ないでしょうが…残念ながら彼が打撃で試合で活躍する事は当面はない事は明らかです。
また、長打を放った直後の大盛穂の無謀極まりない3塁への暴走や坂倉将吾、ライアン・マクブルームによるエラーなど走塁守備でのミスも目立ちました。
開幕以来、ここまで意外なほどの健闘の大きな要因は先発が十二分に試合を作るのが前提でしたが、それが崩れてきている以上は、ただでさえ打線も下降の一途ですからチームの状況が退潮するのは避けられないように見えます。
何かにつけて社会主義国家の秘密警察の如くやたらと客席を警備員が座席を見張りに来る事以上の息苦しさを場内で見ていて感じざるを得ませんでした。