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カープと趣味の日記

06/05(土) ●「好投を踏みにじったベンチ」(カープ2021)

広島東洋カープ3-7東北楽天ゴールデンイーグルス

2回戦(カープ2敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 安楽2勝

敗戦投手 塹江1勝2敗

 

本塁打

(C)宇草1号①林2号①

(E)島内8号①

 

打点

(C)坂倉①宇草①林①

(E)鈴木②小深田①島内①太田①村林①

 

投手

※数字は自責点

(C)森下③-森浦-塹江③-中田-島内

(E)田中③-安楽-宋家豪-松井

 

先発森下は初回に失点し以降も毎回走者を背負いながら粘るも7回に力尽きる。

打線は2本の本塁打含む10安打も繋がりに欠けて3得点のみ。

7回以降の継投に失敗したうえ守備のミスも連発して逆転負けで3連敗。

宇草がプロ入り初本塁打を記録。

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チーム内におけるコロナウイルスクラスター発生の際に濃厚接触者となり戦列から離れていた森下暢仁が待望の復活を果たしました。

しかも、対戦相手の先発はMLBでも偉大な足跡を残し今季から日本に復帰した田中将大ですからカープファンならずとも注目が集まる試合でもあります。

とはいえ、森下は今日の登板が前回から実に23日ぶりであり、濃厚接触者であった為に実戦はおろかチーム練習にも参加してない状況でいきなりのマウンド…。

コンディションがお世辞にも万全とは言えないのは先頭打者に3ベースを浴びていきなり失点を喫する前から分かり切った事でした。

おまけに肌も妙に白くなっているし…。

その後も毎回走者を背負いながら粘りの投球でパリーグ首位を走るイーグルス打線を抑えて今季交流戦8試合目にしてチーム初のQSを達成した姿は本当に感動的でした。

しかし、コンディションに不安がある中で6回終えて91球1失点で終えたその裏の攻撃では得点圏で打順が回るという状況でベンチが選んだ判断は続投でした。

QSを達成したとはいえお世辞にも余力があるとはどう考えても見えない投手を無理やり引っ張り続けるという気の利かないベンチの判断には唖然としました。

監督曰く「球数が100球までいってなかったから」だそうですが…20日以上も実戦から離れていた投手に対する考えとは思えずむしろ、この男のコメントは本当に血が通った人間のそれなのだろうかとすら思えてきました。

確かにその後の試合展開を見ると継投にスイッチしたとしても直後に、不安定極まりなく信用がまったく持てないロベルト・コルニエル辺りが逆転をあっさり許した可能性は高かったでしょう。

しかし、これだけ負けがこんでまともにローテーションもスタメンも組めない「ドアマットチーム」の目先の勝敗などより、森下のような好投手に年間通して高いパフォーマンスを発揮させるように仕向ける事の方が重要な筈です。

そんな基本的なチームや選手のマネジメントすら放棄して間抜け極まりない判断を下し、せっかくの好投を踏みにじった行為は許しがたいものです。

その事実がある以上は、この批判は決して結果論などではありません。

 

今日は森下の奮闘と、宇草孔基や林晃太などの若い野手たちが日米の球史に名を残す偉大な投手と互角以上に渡り合うという素晴らしい試合だった筈ですが…またしても露呈したベンチの無能と不明への怒りが収まりそうもありません。

正直、今の「たんにリーグに参加しているだけ」のチーム状況からすると、もはや試合の勝敗などに一喜一憂する事は無くなっていたのですが…さすがにこれだけなめ腐った真似をされると話は別です。