7回戦(3勝3敗1分)
勝利投手 床田3勝2敗
敗戦投手 松葉4勝2敗
(C)-
(D)-
打点
(C)中村奨①末包①
(D)-
投手
※数字は自責点
(C)床田
(D)松葉①-根尾
先発床田は被安打3安打の好投で9回まで投げ抜く。
打線は2回裏に中村奨成の適時打で先制も以降は繋がらず2得点。
床田の今季2度目の完封となる力投で連敗を7で止める。
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カープに加えてサンフレッチェ広島、広島ドラゴンフライズのホームゲームが重なったうえに広島フラワーフェスティバルの開催もあり、広島市内がかつてないほどの人出となったGW期間の4連休初日。
このうち私はエディオンピースウイングにてサンフレッチェがジャーメイン良によるATからのサヨナラホームラン(PK)で6年ぶりの4連敗を止めた試合を観戦していた訳ですが…。
そこから数キロ離れたマツダスタジアムでもカープが3年ぶりの7連敗をようやく止める事に成功しました。
その立役者はもちろん、プロ野球史上12年ぶりとなる奪三振0での完封勝利を飾った先発の床田寛樹。
前回登板となった横浜でのベイスターズ戦では8回を自責点0で完投し、自身も猛打賞を記録しながら敗戦というプロ野球史上稀な記録を作る事となった彼ですが、被安打は僅かに3で3塁すら踏ませず最初から最後まで際立った安定感を今日も見せてくれました。
前日で崩れた森下暢仁とは異なり前回以上の投球を見せてくれた形です。
また、セットアッパーを務めるテイラー・ハーンが急性胃腸炎でベンチ入りから外れるというハプニングもあった事も考えるとまさにチームの危機をほぼ独力で救ったと言ってよいでしょう。
もっとも、その「偉大なる大床田」が投げている間の打線の援護は中村奨成のまぐれ当たりと末包のショボい当たりによる適時打で打線は昨日以上に機能していませんでした。
不振の小園海斗を3番に戻しても復調とはほど遠く、昨日本塁打の坂倉将吾も今日は沈黙。
サンドロ・ファビアンが安定して安打を放っている状況ではありますが、決して長距離砲とは呼べない彼が5番や6番と下位に固定されている以上は、その活躍に何の意味もない状況が続いています。
要するに打線が全く打線になっていない事に何の変化もないのです。
そうである以上は、今日の勝利は決して「カープの勝利」などではなく「床田一人の勝利」と呼ぶべきかもしれません。
そんなチームですからようやく連敗が止まった状況でも次の大型連敗が待っていると断言してよいでしょう。