06/21(火)○「連敗は止めたけれど…」(カープ2022)
9回戦(8勝1分)
勝利投手 床田7勝3敗
敗戦投手 西勇4勝5敗
セーブ投手 栗林1敗14セーブ
(C)-
(T)大山18号②
打点
(C)マクブルーム①野間①宇草②菊池涼①
(T)大山③
投手
※数字は自責点
(C)床田②-森浦-栗林①
(T)西勇⑤-石井-ケラー
先発、床田は6回まで2安打の好投を見せて7回2失点で降板。
打線は初回にマクブルームの適時打で先制すると5回裏に集中打で追加点。
終盤に追い上げられるも森浦と栗林が凌ぎ切り連敗を5で止める。
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あまりのカープの弱さに頭がおかしくなったのか「大本営」こと中国新聞始め在広メディアが「カープが自由契約になった秋山翔吾の獲得を表明」というとんでもないデマを流して世間の耳目を集めたこの日…。
予報に反して降りしきる雨の中にも関わらずマツダスタジアムへ詰めかけたファンへチームは何とか久方ぶりの勝利を見せる事ができました。
相手チームは交流戦で素晴らしい戦いぶりを見せて今やスワローズに次いで飛ぶ鳥を落とす勢いの阪神。
しかも先発がここ最近は安定した結果を残して休養も十分な西勇輝ですから結果を見ただけのファンは「一体何が起きたのだろうか?」と訝しんだ事でしょう。
予想に反する善戦で球団記録以上まで連敗を延ばし続けるのが確実だったチームに勝利をもたらしたのは、これでなんと3週連続で週末の連敗を止める事となる床田寛樹。
何故か異様に早打ちをする相手チームに助けられた部分もありましたが6回まで2安打無四球のテンポの良い投球でここ6試合に渡ってQSがなかったチームにおいて久しぶりに試合を作ってくれました。
7回裏こそは好調の大山祐輔に一発を浴びるなど少々バテててしまった形ですが、彼が中盤まで安定して投球した事が大きな勝因という事に異論はないでしょう。
一方で、打線は初回にブライアン・マクブルームのまぐれ適時打で先制こそはしたものの以降は試合中盤まで走者すら出せない拙攻。
しかし、いつも通りの「打ち止め」と思いきや5回裏に繋がってあれよあれよと合計で5得点重ねる事が出来ました。
あれだけの好投手相手にたいした打者がいないこのチームのショボい打線がこれだけ得点を取れたのは何かの間違いとしか思えませんが…とにかく床田が頑張っているうちに得点が出来て良かったです。
もっとも西勇輝が降板以降も畳みかけられる場面でかえって沈黙してしまった以上は明日に繋がるような事はないでしょう。
というよりいつまで菊池涼介の3番起用などと言う意味の分からない打順を眺めないといけないのやら…。
一方で敗れたとはいえ相手チームは上記の大山や近本光司などが好調さを維持したり、最終回は登板間隔が空きすぎた故にコンディション調整に苦しんだ栗林良吏を追い詰めるなどこちらより好材料は多く、結局は西勇輝の不可解な乱調以外に敗因は皆無だった訳ですから明日以降の試合への自信を深めた事かと思えます。