吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

6/30 ●「2試合連続QSの価値」(カープ2018)

横浜DeNAベイスターズ2-1広島東洋カープ

9回戦(カープ4勝4敗1分)

横浜スタジアム

 

勝利投手 東 6勝4敗

セーブ投手 山崎 2勝2敗16セーブ

敗戦投手 野村祐 3勝2敗

 

本塁打

(C)會澤8号①

(De)筒香18号②

 

先発、野村祐輔は要所を抑える投球を続けるも6回に逆転弾を被弾。

打線は會澤の本塁打による得点のみに留まる。

先発が試合を作る展開も打線が機能せず2連敗。

丸佳浩が史上293人目の1000本安打達成。

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昨日に続いて「勝てる試合を落とした」という印象が強くなるのはやむを得ないでしょう。

前回QS直前で力尽きた形の野村祐輔は躱すような投球で6回を2失点。

7回の好機で代打が出て交代しましたが状況によっては7回以降も続投出来たかと思います。

最後は筒香嘉智の逆転弾を浴びたものの6回終わって88球と全体的に見れば御の字の投球でしょう。

そもそも、彼のように上手さはあっても強さがない投手が無得点で終盤まで無得点など不可能な訳ですから逆転された事よりも2失点で纏めた事に注目すべきです。

 

これで昨日の大瀬良に続き、6連勝中は一度もなかった2試合連続でのQSを達成。

しかし、結果は2連敗。

6連勝中は4試合続けて先発が試合を作れなかった試合を全勝していたという事も含めると何とも皮肉な話です。

もっとも、これをもって打線のせいで負けたという風には今は考えるべきではないでしょう。

確かに昨日の中盤以降は適時打がない状況に陥ってはいるものの、そもそも先発がまったく仕事をしない状況で無理矢理勝利に試合を持っていったのは6試合で50得点以上という常識はずれな爆発力を誇った打線だったのですから。

そう考えると、まずはこの2試合で連勝中ですらなかったQSを守れた事を大きな価値と考えるべきかと思います。

願わくば、今度は打線に変わり投手陣が試合を引っ張る端緒となれば良いのですが…。

 

 

ところで、丸佳浩は今日の試合でプロ通算293人目となる1000本安打達成となりました。

のみならず、29歳2ヶ月での達成は前田智徳高橋慶彦野村謙二郎東出輝裕に次いで球団史上5番目の早さという事です。

というより、東出の1000本安打達成は神宮球場で見ましたが、あれはそんなに凄い記録だったのですね…。

 

こうして山本浩二衣笠祥雄を凌ぐ早さで快挙を達成した丸。

これまで彼の打者としての大きな価値はこれだけ安打を重ねながらずば抜けた出塁率、つまり「打てなくても最低限の仕事は出来る」という部分でした。

しかし、それに加えて近年は得点圏打率も高レベルの数値を維持しつつあります。

チャンスメーカーとしては勿論、クラッチヒッターとしても確実性が高くなり、まさに完全無欠な選手となりつつあります。

そんな素晴らしい選手ですから、ゆくゆくは2000本安打を達成することはほぼ確実な選手であり、これは単なる通過点に過ぎないでしょう。