19回戦(カープ10勝8敗1分)
広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)
勝利投手 濱口3勝5敗
セーブ投手 山崎2勝4敗29セーブ
敗戦投手 ジョンソン10勝3敗
(De)ソト30号②
先発ジョンソンは序盤から打ち込まれながら耐えるも7回に力尽きる。
打線は中盤の好機を活かせず終盤に追い上げるも及ばず。
攻守が尽く噛み合わず今季最長の6連敗。
優勝マジックは「9」。
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ここまで酷いと「優勝前のちょっとした足踏み」とはもはや言えないでしょう。
今季最長の6連敗。
しかも、試合をまったく作れない先発陣という問題はそのままに打線も勢いを完全に失ってしまった以上は大変深刻な事態です。
今日のクリス・ジョンソンは序盤から被安打を重ねる苦しい登板。
コースはしっかりつけていますが、それでも相手に外野にボールを運ばれている以上は威力がない、たんに「置くだけ」の投球だったという事でしょう。
それでも6回まで3失点で収めたのはさすがと言ったところでしょうが、もはやこの投手に7イニング以上を抑える力は残っていないと言えるかもしれません。
何よりも深刻なのはこの程度の投手が先発ローテーションの大黒柱扱いという事。
事実上、崩壊しているに等しい低レベルな先発ローテーションですがもはや立て直す事すら不可能にすら見えます。
また、先週に久しぶりの完封負けを喫した打線は今日も先手を取れない展開。
特には6回裏に無死1・2塁という好機で3番から5番がたった4球でアウト3つをプレゼントするというとんでもない大拙攻。
正直、してやったりとニヤニヤ笑いながらベンチに引き上げる相手投手を画面越しに見ながら今日の敗北を確信したものですが案の定、新井貴浩の劇的な適時打もありながら終盤の追い上げはまったくの無駄に終わりました。
打線に関してはここまで爆発的な威力でチームを引っ張ってきたという事実がある訳ですから調子が戻るのを待つしかありません。
しかし、こういうなかなか思うように得点が出来ない時こそああいう雑な攻撃を減らす努力は欲しいものでもあります。
上記の通り、投手陣は立ち直らず打線も不振に陥ってしまった現状は極めて深刻な事態と言えるでしょう。
一方で、優勝マジックを一桁までに減らしている以上は「泥沼」という表現に違和感を持つ方もいるかもしれません。
確かに、ここまで来て大逆転された前例はありません。
しかし、そういう方には最大ゲーム差をプレーオフでひっくり返されるという前例のない屈辱を昨年の10月に味わった事もぜひ思い出して頂きたいものです。