9/9 ●「予想の範疇」(カープ2018)
24回戦(カープ11勝13)
勝利投手 祖父江2勝1敗
セーブ投手 佐藤1勝2敗3セーブ
敗戦投手 ジャクソン3勝2敗1セーブ
(C)野間5号①會澤13号①
先発高橋樹也は5回3失点と纏めるもジャクソンが勝ち越しを許す。
打線は野間と會澤の本塁打などで2度同点に追いつくも繋がりを欠く。
連日の接戦を落として5連敗で対ドラゴンズ戦の年間負け越しが確定。
スワローズが敗れた為、優勝マジックは「9」へ。
會澤が捕手としての年間本塁打数の球団新記録を達成。
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苦手のナゴヤドームとはいえあれよあれよと3連敗を喫して、5連敗となりました。
優勝マジックを一桁まで減らした状態での足踏みどころか大きなつまずきに驚き嘆くファンも少なくないかと思います。
しかし、「試合を作れない先発」と「接線に弱いリリーフ」に加えて「一部のザルな守備」という要素は対象的に全勝した先週にも見られていた事象です。
従って、先週起きてもおかしくなかった事が今週になって出てきただけという考えもなりたつかと思います。
それに加えて今週のカードは投手力がリーグでも随一の阪神と、ピッチャーズパラダイスとも言えるナゴヤドームでの試合で打線が力を発揮しにくいというのもありましたのでそれほどの驚きではないかと思えます。
さて、ここに来て5連敗。
これだけ無様に負けを重ねても、優勝マジックは何故か一桁までに減るというところまでやって来た訳ですからまだまだ心配する段階ではないでしょう。
しかし、一方でBクラスのチーム相手に結果も内容も圧倒されている以上はのんきに構える訳にもいきません。
特に投手陣の酷さは深刻でほとんどまともな形でまとめた試合が皆無に近いのは深刻です。
もっとも、今日の先発高橋樹也はまったく期待されてなかったにも関わらず、ここ最近日曜日に登板した投手の中では出色の出来だったかと思います。
もっとも、上記の通り投手有利の球場である以上は、単なるまぐれである可能性のほうが遥かに高く初回からいきなり連打を許す辺りを考えても以降も期待するほどではありません。
そもそも、この結果でまともに見えるのは他の日曜日に投げた投手が揃いも揃ってろくでもないレベルだった事に他ならないのですから。
それとこの試合では會澤翼が遂に球団新記録となる捕手として13本目の本塁打を放ちました。
結果的に負けてしまった以上は、その記録は霞んではしまいましたが球団の創成期である1953年以来破られなかった記録を更新した事は素晴らしいの一言に尽きます。
同時に、以前の記録がバットもボールも今より粗悪だった時代に達成されていた事にも驚きます。
さて、その前の記録保持者である門前眞佐人は戦争を挟んで当時としては珍しい39歳まで現役を全うした捕手。