22回戦(カープ7勝12敗3分)
勝利投手 青柳7勝8敗
敗戦投手 遠藤3勝6敗
セーブ投手 スアレス2勝1敗22セーブ
(C)-
(T)マルテ3号2
打点
(C)-
(T)マルテ②
投手
※数字は自責点
(C)遠藤②-菊池保-中村恭-中田
(T)青柳-岩貞-岩崎-藤浪-スアレス
先発遠藤は初回に被弾し先制を許すも9奪三振を奪い6回2失点。
打線は散発3安打の拙攻で3塁すら踏めず無得点。
投手陣が抑えるも最後まで打線が沈黙し完封負けで今季優勝の可能性が完全消滅。
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10月も後半に差し掛かって全国的に冷え込んできている今日このごろ、2年連続でカープから優勝の可能性は完全に消滅しました。
もっとも、事実上優勝の可能性など開幕1ヶ月程度の段階で消滅していたも当然ではありますが…。
しかし今季は、コロナウイルス蔓延と日程の短縮の影響でプレーオフは行われませんので優勝を逃す事はそのまま終戦ともなります。
それにしても、この寒空の下、座席の多さ故に空席が目立つ甲子園球場でこのお寒い結果と内容というのも大変印象的。
まるでこの球団に訪れる長い冬を暗示しているかのようですね…。
今季低迷の最大の原因は近年稀に見るほどの酷さを誇る投手陣である事は言うまでもありませんが、こういう試合に試合に限ってしっかりと試合を作ってしまうのは何とも皮肉なものです。
先発遠藤敦志は立ち上がりこそは悪かったもののその後は僅か1安打に抑えて2ヶ月ぶりのQSを達成。
ここ最近の投球は完全に疲弊しきった抜け殻のような覇気の欠片も見られないものでもはやシーズン終了までローテーションに残る事すら困難と思えただけに今日の出来は意外でした。
もっとも、4.45と開幕からローテーションの一角を占めた投手とは思えない防御率をはじめとして悲惨な数字が並び、5勝はおろか規定投球回数すら絶望的な状況は変わりません。
せめて年間100イニングには到達してくれれば良いのですが…。
再び4番に松山竜平を据えた打線は僅か3安打で三塁すら踏めず、実に約1ヶ月ぶりの完封を喫しました。
昨日、4番に西川龍馬を据えた事と同様に今日は2番に羽月隆太郎を、6番に宇草孔基を据えるという打順を試しましたが、そもそも打者全員ほとんど試合に参加しないも同然で、機能するしない以前の問題でした。
結局、攻守が噛み合わない試合しかしていなかった今季は野手陣と投手陣には一体感はおろか信頼関係すらなかったという事を改めて証明したかのようです。
恐らくはこの投手陣と野手陣の滑稽ないがみ合いはシーズン終了まで続くことになるでしょう。