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カープと趣味の日記

CSファイナルS第3戦 ○「2年ぶりの雪辱、4年前の復讐劇」(カープ2018)

広島東洋カープ5-1読売ジャイアンツ

クライマックスシリーズファイナルステージ第3戦(カープ3勝)

広島市民球場(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)

 

勝利投手 九里1勝

セーブ投手 フランスア 1セーブ

敗戦投手 今村1敗

 

本塁打

(C)丸2号①

 

先発九里が5回2/3を1失点で抑えるとリリーフ陣は無失点。

打線は2回に野間の適時打で先制すると丸の本塁打、相手のエラーなどで加点。

最後はフランスアが1回1/3を抑えて2年ぶりの日本シリーズ進出を決める。

菊池が自身初のシリーズMVPに選出。

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まずは昨年、球史に残る汚点を残した忌むべきコンペティションを今季は笑顔で終えられた事を嬉しく思います。

しかも、今季は勝率5割に満たないチームが相手と「勝って当然。負けたら恥」としか言えないようなシチュエーションですから個人的には、試合が終わる瞬間までイライラしながら見ていたのでなおさらです。

そういえば、カープが始めてプレーオフに出場して勝ち進んだ時は相手チームと、まったく逆の立場でかつ今季のあわせ鏡のような結果だったのを思い出します。

更に個人的な事を言えばあの時は東京ドームで観戦していましたが、眼の前で相手の胴上げを見せられたばかりか、通路で誰かのゲ⚫を踏んでしまったりと散々だったのを今でも覚えています。

期せずして今日はあの4年前の復讐劇にもなりました。

あの時の盛り上がりがカープの今に繋がった側面は否定できませんからプレーオフ自体の廃止云々を言う資格は私にはありません。

しかし正直、勝率5割に満たないチームに対してはもっと大きなペナルティなりハンデなりを課すべきかと改めて思えます。

 

試合の方は、今季の優勝決定試合で躍動した九里亜蓮が今日も決定的な試合であの時ほどではありませんが、良い投球を見せてくれました。

正直、5回までもてば御の字と思っていたのですがなんと無安打投球。

6回に安打を許すとその後はあっさり連打を浴びて失点して降板した辺りは残念ですがよく投げてくれたと思います。

この九里に限らず、このシリーズは先発投手が独特のプレッシャーがかかる試合で実力のわりには十分試合を作ってくれたのが大きかったかと思えます。

一発こそは出るもののあまり打線の繋がりが抜群だったと言い難かっただけに落ち着いて終盤まで試合を運べたのは何よりです。

もっとも、そこにはやたらとポップフライを打ちまくる相手打線の不可解な打撃に助けられたというのもありましたが…。

 

また、今日は守備での致命的な相手のミスにも助けられて打線はようやく5得点。

誰も彼もが打ちまくるハチャメチャな試合を繰り広げる向こうのリーグのプレーオフのようにとまでは言いませんが、3番から5番まで得点圏で適時打なしとは頂けません。

MVPの菊池涼介は昨日の本塁打や今日の再三に渡る攻守が評価されてのMVPでしょうが、打率3割に満たない選手が受賞している時点で打線がさほど打てた訳ではないという証左かと思えます。

良い投手が優先的に登場する短期決戦故に大量得点は困難なのは分かりますが、逆にいえば少ない好機を物にできる事が出来ないなら次のステージは難しいように思えます。

次の舞台が埼玉なのか福岡なのかは分かりませんが、この辺りは修正して欲しいものです。