吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

07/14(火)●「期待も高揚感も台無しに」(カープ2020)

広島東洋カープ2-7読売ジャイアンツ

4回戦(カープ1勝2敗1分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 菅野3勝

敗戦投手 九里1勝1敗

 

本塁打

(C)メヒア2号①

(G)岡本6号③

 

打点

(C)堂林①メヒア①

(G)丸①岡本③パーラ①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里④-DJジョンソン-ケムナ-島内-フランスア

(G)菅野-澤村①-鍵谷①-高木-大竹

 

先発、九里は3回に崩れて5回4失点で試合を作れず。

打線は、毎回出塁も中盤まで得点できない拙攻。

6回にも田中広輔の連続エラーで失点を重ね今季初の有観客試合は惨敗

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ようやく、今季初めて観客を入れての試合が叶ったマツダスタジアム

年間指定席購入者のみ5000人の球場はさすがにガラガラではありましたが、それでも三塁側の内野席だけはかつての2012年前後の消化試合のナイターに比べればまだ観客はいるように見えるので不思議なものです。

広島含めて首都圏を中心に日本全国で新型コロナウイルス感染者が増え始めている状況にあって、今年中に満員となった球場を見ることは難しいように思えますが…まずはこの第一歩からいつもの「私達の風景」を取り戻していく事を私もファンの一人として祈りたいと思います。

しかし、そんなファンの高揚感や期待感も台無しにするような試合を見せたのが今日のカープ

先発は試合を作れず打線は打てず守備ではミスを連発と覇気のない試合に終始した末の惨敗です。

 

雨天順延が続いた影響で実に中12日で今季3度目の先発となった九里亜蓮は投手含めて四球を連発した末に3回に一挙4失点で前回に続いて試合を作れませんでした。

今季初登板こそは素晴らしい投球で自身初の二桁勝利に向かって絶好のスタートを切ったもの、過密日程と順延続きによる調整は厳しかったようです。

とはいえ、それは相手の先発投手である菅野智之も同じ事。

やはりというべきか、完全に実力の差が出たという事でしょう。

 

その菅野相手に走者は出すものの、まったく得点を奪えなかった打線は先週の土日だけで実に26得点も挙げていたのですが、主戦クラスの投手が相手だとこの程度という事です。

開幕直後から先週末までは、打線のお荷物でしかなかった菊池涼介がようやくエンジンがかかってきたにも関わらずこれですから、打線全体で好調時と不調時の波が大きすぎるように見えます。

 

また、更にがっかりさせられるのが、前回の来日初登板で16点差もありながら低調な投球をDJ・ジョンソンでした。

失点はいずれも田中広輔の稚拙な守備に足を引っ張られた形で自責点は0ですがあれだけポコポコ被安打を浴びている以上はあれが無くても普通に失点していたことは創造に難くありません。

このDJ・ジョンソンと9回に投げてこれまた低調だったヘロニモ・フランスアはもはや忘れた方も多いかもしれませんが当初はブルペンの中軸を担う事を期待された投手。

この二人が揃ってビハインドで「雑巾がけ」も情けない話ですが、もっと情けないのは彼ら含めて登板した投手で1番良かったのが今季初登板から「ビギナーズラック」が続く島内颯太郎という事。

新型コロナウイルスの影響で5人に拡大された外国人枠ですが、今のカープは実質的には2人しか認められなかった昭和末期のようです。