※規定により9回引き分け
オープン戦(カープ1分)
宜野湾市民球場
投手
※数字は失点
(C)大瀬良③-床田-矢崎-飯田①-藤井
(BY)石田②-今永①-山崎①
打点
(C)田中①會澤②松山①
(BY)筒香②ロペス①楠本①
先発、大瀬良は初回に連打で2失点など3回3失点も床田、矢崎が無失点。
打線は決定機を活かしきれない展開も會澤の2打点の活躍などで4得点。
最終回勝ち越すも直後に飯田が打ち込まれ今季最初のオープン戦は引き分けに終わる。
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毎年、恒例の沖縄キャンプの最後を飾る今季最初のオープン戦。
球団史上初のリーグ3連覇という快挙を達成しながらも、大きな変化を求められる事になりそうな今シーズン。
まず、懸案事項としては挙げられるのは、読売に移籍した丸佳浩の穴をどう埋めるかという事になっているかと思います。
その点で考えれば、3番センターに抜擢された坂倉将吾に注目されたファンも多かったかと思います。
その他、例のごとくどこを守っても中途半端で結局三塁へ守備位置が戻った堂林翔太に、「未だに赤ヘル姿がまったく似合わずコラ画像にしか見えない」新加入の長野久義を見て、胸を高鳴らせたファンも少なくはなかったでしょう。
いずれも、打点こそはないものの長野以外はまずまずの活躍で、途中出場で好投手から安打を放ったルーキー小園海斗と合わせて次回に期待を抱かせるものでした。
しかし、一番の懸案事項はそれ以上に年々数字が悪化の一途を辿り昨年は防御率が遂にリーグ平均を大きく下回った投手陣かと思えます。
ここまで大瀬良、クリス・ジョンソン、野村祐輔という昨年の既存の投手に加えて飛躍を期待できそうな投手が少ないなかでこのオープン戦で救世主と呼べそうな投手は見つかるかどうか…。
恐らくは、それが今季オープン戦で最大のテーマにすべきでしょう。
その点を考えれば今日の試合は大変不満が残る内容になったと言わざるを得ません。
開幕投手の最有力候補である大瀬良大地が相変わらずの立ち上がりの悪さを見せたのは勿論、2番手の床田寛樹も3回を無四球無失点で抑えたものの走者を残して最後は降板するなど、インパクトという点では物足りない印象。
その後を受けて「驚くべきことに」これまた無四球で終わった「野生児」矢崎拓也共々、まだまだローテーション入りという言葉は考えれないといったところでしょうか。
もっとも、オープン戦はまだ始まったばかり。
大敗を喫した場合は悲観する必要はない一方で、例え10点差で勝ったとしてもシーズンへの安心を担保することなど出来ないもの。
それを考えれば今日の投手陣のインパクトのなさもまずは厄落とし程度に考えるしかありません。