オープン戦(カープ5勝1敗1分)
勝利投手 野村祐1勝
敗戦投手 上沢1敗
(F)西川1号①
打点
(C)鈴木①堂林①バティスタ①菊池①安部①
(F)西川①
投手
※数字は失点
(C)野村①-中村恭-ヘルウェグ-菊池保-フランスア-レグナルト
(F)上沢④-立田①-上原-石川直
先発、野村祐は走者を背負いながらも4回を本塁打による1得点に抑えリリーフ陣も無失点。
打線は菊池、バティスタ、會澤の2安打の活躍などで初回から得点を挙げ合計5得点。
主戦投手と主軸が試合を優位に進めての勝利。
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内容でも結果でも目を覆いたくなるような酷い試合を見せつけられた昨日と同じ場所で同じ相手。
しかし、幸いにも今日はその轍を踏まなかったようです。
先週、全国的にも見ればさしてレベルが高いとは言い難い地元の社会人野球チーム連合にあろうことか失点を許した野村祐輔は4回1失点とまずまずな結果。
内容的には走者を再三背負いながらもソロホームランの被弾1本に抑える良く言えば「要所を締める」悪く言えば「だらだらとマウンドに立ち続ける」という何とも形容し難い気味の悪い投球。
チーム全体を引っ張る投手としてはこのうえなく頼りないですが、単なる主戦投手の一人と考えればまあ、こんなものなのかもしれません。
恐らく、ここから良くも悪くもない投球を続けて開幕を迎える事になるかと思います。
その野村祐輔からマウンドを引き継いだリリーフ陣は助っ人投手が3人揃い踏み。
ジョニー・ヘルウェグは相変わらず四球が多く微妙な投球だったものの、ヘロニモ・フランスアとカイル・レグナルトの両左腕は素晴らしい投球。
特にレグナルトは3者連続三振で2試合2イニングの登板で5三振と上々の滑り出し。
「左腕不毛の地」で知られるカープにおいて、ジェイ・ジャクソンの背番号を引き継いだこの豪腕に期待するファンは多い事かと思います。
しかし、毎度毎度の事ながら助っ人投手に許された枠は僅かに3。
どれだけいい投球をしてもこの3人が今日のようにそろい踏みする事はありません。
というより、「こんなにリリーフばかり集めても…」という気持ちにもなってきます。
打線は相変わらず主力格の選手たちの充実ぶりばかりが目に付きます。
特に今日、2安打放ちながらもオープン戦通算では打率が下がるというよく分からない状況になった會澤翼の好調ぶりは相変わらず。
一方で、西川龍馬始め若手中堅クラスは軒並み無安打で、主力との差はどんどん広がりつつあるように見えます。
中堅以下で今日は目立った活躍を見せた堂林翔太にしてもオープン戦通じて見れば凡庸極まりない数字でしかなく寂しさしか感じません。
「育成でリーグ3連覇した」と健全している以上は、そろそろ目立つ選手がいても良い頃なのですが…。