11回戦(カープ7勝4敗)
勝利投手 ジョンソン5勝3敗
敗戦投手 岩田1勝1敗
(C)小窪1号①バティスタ15号①
(T)長坂1号①
打点
(C)小窪①ジョンソン①バティスタ①石原①西川②田中①
(T)マルテ①長坂①
投手
※数字は失点
(C)ジョソン①-一岡-レグナルト-九里①
(T)岩田④-守屋-谷川③
先発、ジョンソンは再三のピンチを凌いで6回1失点で試合を作る。
打線は5回に小窪の3年ぶりの本塁打で先制すると終盤に長短打を交えて7得点。
序盤の投手戦を凌いで中盤以降に加点し、5連勝で球団記録となる9カード連続の勝ち越しを決める。
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4月に球団ワースト記録となる開幕5カード連続の負け越しを喫したチームが、球団タイ記録となる9カード連続勝ち越しを同じシーズンで決めるという何とも奇妙な事態が現出しました。
一方、その5カード連続負け越し中の我々にプロ野球史上新記録の延長戦での最多得点記録とカード3連敗を与えたチームが今日はリーグワーストとなる16連敗を喫してもいます。
たった1ヶ月程度でこれだけの逆転現象が起こってしまうのですからプロの選手たちによる勝負の世界とはやはり恐ろしいものです。
また、そうである以上は同時に「彼らに起きた事は我々にも起こり得る事」とも考えてしまいます。
ゆめゆめ油断なきようにこのままシーズンを進めていって欲しいものですね…。
今日の先発のクリス・ジョンソンはところどころでピンチを招きながらも先制直後に反撃を食らったものの6回を1失点で抑えてくれたうえに、打っては貴重な追加点を自らの適時打で決めて2試合連続適時打の椿事もありました。
球数的には次のイニングも行けそうではありましたが、欲張ってあわや大逆転負けを喫するところであった前回の反省からか今回はあっさり交代したのは賢明な判断だったかと思えます。
正直、ジョンソンの登板時は捕手に石原慶幸を入れる関係上どうしても以降の得点の機会は限られてしまいますから…。
…と思っていたのですが、その下位打線が今日は躍動。
小窪哲也、田中広輔、石原慶幸という並びの「得点の匂いを感じるのが困難な打順」でありながら今日はこの3人と上記のジョンソンで4得点を上げるという快挙。
特に小窪は3年ぶりとなる本塁打で先制点をもたらすという意外すぎる活躍。
相手チームの3年目捕手がいきなり今季初打席で本塁打を放った事も含めて攻撃面では意外さに溢れた試合だったかと思えます。
とはいえ、今日の打者で一番注目すべきなのは1点差に迫られた6回裏に悪い空気を振り払うような一発を見せたサビエル・バティスタでしょう。
上記、開幕で振るわないチームの状況を反映するかのように4月の打率は1割台と壊滅的だったドミニカンが5月は打率.350に本塁打10本と大暴れで月間MVPの可能性も出てきました。
わりと好不調の波がある選手ですが、どうか6月に入っても打ちまくってくれる事を祈りたいものです。