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カープと趣味の日記

08/22(土)○「夏の椿事」(カープ2020)

広島東洋カープ10-4読売ジャイアンツ

11回戦(カープ4勝6敗1)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 大瀬良5勝2敗

敗戦投手 畠3敗

 

本塁打

(C)堂林11号②會澤4号①

(G)丸12号①モタ1号②

 

打点

(C)西川①鈴木誠①堂林④ピレラ①會澤②大瀬良①

(G)丸①中島①モタ②

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良②-薮田②

(G)畠⑤-田中豊②-大江③-ビエイラ-鍵谷

 

先発、大瀬良は序盤に失点を重ねるも5回以降は安定して8回2失点の好投。

打線は初回に西川の適時打で先制すると3回に打者一巡の攻撃で6得点を挙げ勝ち越す。

堂林の4打点の活躍などで10得点を挙げて最終回の追撃も躱して連勝でカード勝ち越し。

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先発の大瀬良大地は、前日の森下暢仁の好投を台無しにするかのような低調な投球を見せた前回登板時と同じく森下の好投の翌日での登板。

恐らくは故障の影響でしょうか?

今日の大瀬良は球威はさほど感じられず得意の直球は鳴りを潜めて変化球主体の逃げ回るような投球で、先制点を貰った直後もあっさり丸佳浩本塁打で同点にされるなど6回持つのかどうかと思われる低調さを感じました。

また、打線も初回にどう考えても明らかにアウトとしか思えないタイミングで2塁走者をホームへ突入させるという廣瀬純コーチのとんでもない指示ミスが相手外野手の送球ミスで帳消しになるという幸運があったにも関わらず、その1得点止まりになるなど立ち上がりは勝てる見込みがある試合とは到底思えませんでした。

しかし、3回裏に相手先発の畠世周が突然ストライクを投げるのを止めてしまった末に降板したり、丸佳浩がらしくない落球(記録は安打)を見せるなどさらなる幸運がその予想を打ち壊してくれました。

勿論、3回裏に2点適時打、4回裏に2ランと決定的な仕事を見せてくれた堂林翔太の働きなども大きいのですが、やはり相手の不可解な自滅に救われた印象の方が上回ります。

おまけに試合中盤以降の相手チームは明らかに「選手育成モード」に入っていたうえに、昨日に続いて点差がついているにも関わらず無様な投球を見せたカープのリリーフ陣に比べるとかえって試合の結果とはアベコベに選手層の格差と優勝を半ば決めている余裕を相手に見せつけられた気さえします。

 

とはいえ、明らかに本調子とは言えない状態でも抜群の変化球のコントロールとテンポで8回まで投げぬいた大瀬良の底力も見ることが出来たのは嬉しい誤算。

あれだけ直球が売りの投手であるにも関わらず、最後の打者に対してもカーブで三振を取ったのですから衝撃的ですらあります。

あまりにも戦力差がありすぎてもはや今季はありえないと思えた読売戦でのカード勝ち越しを2連勝で決める事と併せて「夏の椿事」とも呼ぶべきかもしれません。

もっとも、シーズン今後の展望は真っ暗闇である事に変わりはありませんが…。