1回戦(カープ1勝)
勝利投手 大瀬良2勝
敗戦投手 菅野1敗
セーブ投手 栗林4セーブ
(C)菊池涼4号①鈴木誠3号①
(G)-
打点
(C)菊池涼①鈴木誠①
(G)-
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良-森浦-塹江-栗林
(G)菅野②-高梨-鍵谷
先発大瀬良は6安打を浴びる投球も要所を抑えて6回無失点。
打線は、初回に菊池涼介と鈴木誠也の本塁打で2点先制も以降は沈黙。
リリーフ陣も無失点で抑えて完封勝利で連敗を止める。
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昨年の故障明けから何とか開幕に間に合った大瀬良大地と開幕戦後にコンディション不良からの登録抹消を経て復帰マウンドになった菅野智之。
まさに両チームのエース格同士の対戦となった試合でしたが、1回表以外はひたすら向こうに押し込まれるような展開になりました。
大瀬良は2点の援護を経た1回裏にいきなり走者を背負うなど6本の安打を浴び度々ピンチに陥る不安定な投球で6回104球で降板。
失点数以外はいずれも上回る相手先発に比べると本人もヒーローインタビューで語る通りお世辞にも良い投球とは言えずエース格同士の対決としては負けに等しかったですが…それでも失点をしない辺りは見事ではありました。
一方、ここ最近の試合は貧打が目立つうえに最近好調だった松山竜平が故障により登録抹消となった打線は、安部友裕を2番に引き上げたうえ、坂倉将吾を1塁で起用するという陣容で臨みました。
結果的には、開幕から好調の菊池涼介と今週に入って調子が上がってきた鈴木誠也の本塁打という個人技ぐらいしか見るべきものがなく上手くハマりませんでした。
しかし、坂倉と會澤翼のうちどちらか片方しか起用できないという事に不満を持っているファンは少なくなかったのですからこの起用については是だと思えますから、今後も続けて欲しいもの。
懸念された坂倉の守備も無難以上のもので、7回表の田中広輔の微妙極まりないスローイングをしっかり捕球して満塁のピンチを凌いだ辺りなどは今後に期待して良いでしょう。
少なくとも退屈極まりない堂林翔太やアレハンドロ・メヒアをダラダラ起用し続けるよりは遥かにマシかと思えます。
また、入れ替えで望んだ打線が追加点を上げられず、先発投手もイマイチな状況での僅差でマウンドに上がったリリーフ陣は昨日を引くずるかのように栗林良吏以外は安定とは程遠い内容でした。
特に凄まじいのがプロ初登板以来、走者を再三背負い青ざめた顔で投球を続けながら何故か6試合で許した失点が僅か1失点の森浦大輔。
はっきり言っていつ大量失点するか気が気でない投球ですが、残した数値も凄まじく防御率1.54に対してWHIPはなんと1.94という天文学的な数値。
たった6試合の数字ではありますが、これだけWHIPが防御率を上回るのは珍しいかと思います。
ちなみに似たようなWHIPの投手といえば2試合で12失点を喫した中村祐太や、防御率6点台のケムナ誠ですからその数字の歪さが際立つというものです。
正直、なんで彼が1失点しかしてないのか訳が分かりません。