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カープと趣味の日記

10/06(火)△「試供品の袋詰」(カープ2020)

広島東洋カープ4-4阪神タイガース

18回戦(カープ5勝10敗3分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

本塁打

(C)大盛2号①

(T)-

 

打点

(C)鈴木誠①大盛①松山①堂林①

(T)原口②熊谷①

 

投手

※数字は自責点

(C)九里-ケムナ②-フランスア-塹江-中田

(T)青柳①-桑原②-能見-エドワーズ-藤浪-スアレス

 

先発、九里が9奪三振で7回1失点の好投もリリーフ陣が乱調で追いつかれる。

打線は、鈴木誠也の適時打で先制し大盛の本塁打などで追加点も突き放せず。

逆転を許した土壇場10回裏に堂林の内野安打で追いつき引き分けに持ち込む。

プロ初スタメンの宇草がプロ入り初安打と初盗塁を記録。

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開幕1ヶ月程度で事実上終戦していたに等しいシーズンにも関わらず、この期に及んでもなお、くたびれた中堅以上の選手中心の起用でダラダラと試合を続けてきたカープとその首脳陣。

それだけに今日、プロ入り初の1軍登録の宇草孔基をいきなりスタメンで1番に据えたのには驚いたファンは私だけではないでしょう。

更に下位打線には先週プロ初打席を飾ったばかりの林晃汰とやはり今季初スタメンの曽根海成を並べるなど、これまたかなり思い切ったオーダー。

さり気なくこの中に売出し中の大盛穂ではなく、「くたびれた中堅」の代表格である野間峻祥を混ぜる当たりの「らしさ」はありましたが、この退屈極まりない現首脳陣らしからぬ大盤振る舞いに心躍ったファンも多かったかと思います。

もっともそんな気持ちを抱けたのはスタメン発表から試合開始までぐらいの事だったかもしれません。

結論としては、プロ入り初の安打となる二塁打含む2度の出塁に初盗塁を宇草が記録した以外はいずれもこれら初スタメン組はノーインパクト。

特に二軍での活躍から先週の神宮球場でも大きな拍手で迎えられた林に至っては、併殺打含む「4タコ」で一軍の投手にまったく通用していない打棒に、およそ中学生でも落とさないであろう平凡な内野フライを落球するなど攻守で酷いプレーに終始。

正直、あれだけのファンが彼に期待する理由が何なのか私にはよく分かりませんでした。

まあ、いきなり一軍で試合を左右する活躍が見せられる選手が複数いるようなチームならウエスタン・リーグで13連敗などという無様な数字は出ないのでしょうが…。

 

また、試合自体も4失点はエラーに四球に暴投とミスの連発によるもので、はっきり言ってこれだけ大量得点が期待出来ない「試供品の袋詰」のようなスタメンと低レベルな試合運びでよく格上チーム相手に引き分けられたものだと感心します。

そうなった理由はやはり前回の完封勝利の勢いを持続させた九里亜蓮の頑張りでしょう。

走者こそは出すものの強気の投球で試合を作ってくれていただけに、周囲のプレーの酷さにより勝ち星を落としたのが本当にこの結果は残念です。

こういう優勝争いにかすりもしないシーズンになると「若手主体で試合に望め」というのはファンなら誰しも思うこと。

何の気まぐれか実際にそれを実行した事自体は評価できるかと思いますが、しかし明日、明後日の先発投手ならいざしらず、これだけ頑張っている投手が先発の試合にわざわざやる必要があったか、もしくは林や曽根のようにほとんど試合に参加してないも同様の選手を最後まで起用する必要があったのかは議論の余地があるかもしれません。