17回戦(カープ9勝6敗1分)
勝利投手 中村祐太1勝2敗
敗戦投手 吉田大喜1勝6敗
(C)田中広7号①鈴木誠20号①
(S)西田6号①村上20号①中山4号②
打点
(C)田中広①會澤②長野①鈴木誠①
(S)西田①村上①中山②
投手
※数字は自責点
(C)中村祐①-中田①-ケムナ-塹江-フランスア②
(S)吉田大④-風張-寺島①-久保
先発、中村祐太は2回表に1発を浴び失点した以降は粘り5回1失点。
打線は追いつかれた直後の3回表に田中広輔の本塁打で勝ち越し5回表に連打で突き放す。
中田とフランスアが1発を浴びるも中盤以降の追加点が効いてカード3連勝。
中村祐太は2シーズンぶりの白星。
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日曜日の18時30分試合開始に加えてカード初戦の2日前に前売りの一般販売開始という事もあってか近年のこの球場でのカープ戦では珍しくスタンドの一部には空席が中継を見ていて目立っていた印象。
先発の中村祐太が今季2度の登板でいずれも先頭打者に本塁打を打たれるなど初回に打たれた本塁打の数はなんと4本。
一方で、いずれの試合でも決定機に試合を壊す事はなく前回に至ってはQSも記録したという何とも摩訶不思議な投手でもあります。
さすがに前代未聞の3試合連続先頭打者から被本塁打という記録は生まれませんでしが、2回裏に西田明央から本塁打を浴び今季の失点のうち1点を除いて全ての失点が本塁打となりました。
前回前々回もそうですが、素直に言わせて貰うといつ大量失点を喫するか分からない投球に見えましたが…そうはなりませんでした。
5回92球で降板しQSが達成できなかった以上は手放しで褒められる投球とまでは言えませんが、打線が前回対戦に続いてなかなか吉田大喜を攻略できない状況で上記の本塁打のみで抑えてくれたのは良い仕事でした。
特に4回の無死1塁2塁の好機での3者連続三振は圧巻でした。
これで中村祐太は2018年シーズン以来の2シーズンぶりの白星。
自己最多の5勝を挙げた2017年含めて登板した機会のだいたいはローテーションに穴が開いた時の穴埋めとしての登板が多く、その投球内容も大半が、QSが精一杯なものばかりと、お世辞にもチームや試合の主役にはなり得る投手ではありません。
しかし、これだけ攻守が破綻しているチームにあってとりあえず5回までもってくれてはいる今の彼の活躍は大変貴重なもの。
コツコツとイニングを投げ続ければ2年ぶりの白星にありつけたのですから、次回も何とか試合を持たせてくれればと思います。
一方で、打線は昨日ほどではないですが、5回表に會澤翼の幸運な一打がきっかえになり、一気に試合の流れを持っていく事が出来ました。
一昨日は塹江敦哉が失点したのに続いて、今日もヘロニモ・フランスアが簡単に2失点を喫するなどリリーフも連戦と過密日程で疲れが溜まっている状況。
完投を期待できる投手が森下暢仁程度しか見当たらない現在のチーム状況ではこの試合のように序盤から終盤まで万遍なく加点が勝利には必須だと改めて分かります。
まあ、それが簡単に出来るなら借金11なんて事にはならないのでしょうけれど…。