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カープと趣味の日記

10/29(木) △「帳尻合わせと無気力と」(カープ2020)

広島東洋カープ3-3東京ヤクルトスワローズ

23回戦(カープ13勝7敗3分)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

本塁打

(C)長野7号②

(S)-

 

打点

(C)會澤①長野②

(S)青木①村上①宮本①

 

投手

※数字は自責点

(C)薮田③-田中法-島内-ケムナ-塹江-中田

(S)金久保-梅野-清水③-マクガフ-石山

 

先発、薮田は初回に3失点を喫し5回で降板もリリーフ陣は無得点。

打線は5回まで無安打の貧打で7回に3得点で追いつくも勝ち越せず。

終盤は9回満塁の好機も逃し決定打なく引き分けに終わる。

田中法彦はプロ初登板で1イニング無失点。

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ここまでチームの足を散々引っ張った投手陣が優勝の可能性が無くなる前後から急に試合を作るという帳尻合わせを始めた一方で、ここ1週間で3度の完封負けに加えて最大3得点しか出来ない無気力な打線。

今日のカープに関しても大体そのような感じで、相手チームの無気力さも加わってプロ野球最底辺とも呼べる退屈でつまらない試合に終始しました。

9回裏2死満塁の場面で菊池涼介がベンチに残っていたにも関わらずよりによって守備固め要因に過ぎない野間峻祥を代打起用するという「相手チームへのファンサービス」を見せたあたりがまたこのカードの様々な次元でのレベルの低さを表しているといえるでしょう。

 

前回登板で2年ぶりの白星を挙げた薮田和樹は初回にいきなり3失点を喫したものの以降は失点を許さない投球。

球数を考えれば5回裏に打順が回らなければそのまま2試合連続のQSも目指せたかのように見えますが被安打7に3与四球という低調な内容から見れば相手チームの無気力さに助けられただけと言えるでしょう。

打線に至ってはプロ初先発の金久保優斗相手になんと4回終わって無安打という体たらく。

7回に長野久義の一発で何とか追いついたものの、全体的に低調で一向に上向く気配がなくこのままシーズンを終了しそうな勢いの打線のやる気のなさは留まることを知りません。

こういう帳尻合わせの投手陣と無気力な打線という酷くつまらない試合において唯一、見る価値があった場面と言えば一軍昇格から実に2週間を経てプロ初登板を果たした田中法彦の上々な投球ぐらいでしょうか。

その事にしても既に消化試合に突入して1週間以上経過してこれだけ伸び盛りの投手に実戦の機会をまったく与えていなかったベンチの無神経さと頑迷さは信じがたいものがあります。

こういう部分を見ると遠藤敦志や、塹江敦哉、ケムナ誠といった投手達を起用し続けたからといって「若手を積極的に起用した」などという無意味な評価に預かる資格すら今のカープベンチには一切ないと言い切れる証です。