17回戦(カープ8勝7敗2分)
勝利投手 九里9勝6敗
敗戦投手 坂本4勝4敗
(C)菊池涼11号①西川8号①田中広2号②
(De)山本1号①ソト20号②
打点
(C)長野②菊池涼③林②西川①田中広②
(De)山本①ソト②
投手
※数字は自責点
(C)九里③-塹江-ケムナ-森浦
(De)坂本④-伊勢①-砂田③-櫻井-風張①-シャッケルフォード②
先発、九里は5回以降に2本の本塁打を浴び6回3失点で降板。
打線は2回表に長野の適時打で先制すると以降は菊池涼介の3打点の活躍などで合計11得点。
リリーフ陣は7回以降を無失点で切り抜けて連敗を2で止める。
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初戦は大逆転負け、2戦目は攻守で圧倒される惨敗でブービー争いを負け越し再び単独最下位に逆戻りとなったカードの最終戦は降雨により昨日以上の冷え込みの中での開催となりました。
おまけに周囲に比べて明るい照明と鳴り物応援の無い静けさに誘われたのか、閑古鳥ならぬ白い鳥の群れが低空でグランドに侵入して一時試合が中断するという珍事も…。
ほんの数年前は熱い首位争いを繰り広げていたとは思えない今季の両チームの低迷を象徴するかのような風景とも呼べるうら悲しさですが…試合自体はカープファンにとってはそうでも無かったかもしれません。
打線は、このカードで6安打と当たっている西川龍馬を3番に復したうえで、昨日、無安打で終わった野間峻祥に代えて長野久義を起用。
後者に関してははっきり言って無意味極まりない起用にしか見えませんでしたが、長野は2回表にいきなり先制の適時打で放ち以外にもこのチームにしては珍しくこの手の変更が的中しました。
その後もこれまたここ最近オリンピック明けの低迷から復調しつつある菊池涼介が3打点の活躍などで6回以降は毎回得点の11得点と理想的な攻撃を見せる事ができたようです。
また、シーズンが進むにつれて成績が右肩下がりだった林晃汰が4試合ぶりの安打で打点を挙げる事が出来たのもファンには嬉しい事。
もっとも、四番に関してはこのカード通して無安打に終わるなど取り残されているのが気になりますが…。
一方、前回登板に続いて打線の援護に恵まれた先発の九里亜蓮は2本の本塁打を浴びるなどこれまた前回同様に微妙極まり内容ながらも6回まで粘り切る事が出来ました。
後半戦開始直後の低迷から抜け出せておらず、会澤翼が復帰したにも関わらず相変わらずバッテリーを組んでいる坂倉将吾との相性はお世辞にも良いとは言えない状況ですが、それでもこれで自己最多と並ぶ9勝目。
なかなか勝ち運に恵まれない事が少なくなかったうえに今季はコロナウイルス感染などの不幸もあったこの苦労人も悲願の二桁まであと1勝なりました。
これまた球場に侵入した鳥の群れの如く低空飛行から抜け出すことがないチームにあってファンに残された数少ない明るい話題と言えるでしょう。
次回登板であっさり決めて欲しいものです。