15回戦(カープ3勝10敗2分)
東京ドーム
勝利投手 スアレス4勝3敗
敗戦投手 大瀬良6勝4敗
セーブ投手 マクガフ2勝1敗19セーブ
(C)鈴木誠20号
(S)塩見10号①
打点
(C)鈴木誠①
(S)塩見①村上②
投手
※数字は自責点
(C)大瀬良③-菊池保-コルニエル
(S)スアレス-坂本-今野-清水①-マクガフ
先発、大瀬良は初回に先制弾を浴びるなど序盤に3失点を喫するも以降は立て直す。
好守が噛み合わない展開で惨敗。
------------------------------------------------
オリンピック開催による「接収」から返還された横浜スタジアムでの最初のカードは負け越しで終えたカープ。
今日から「オリンピック開会式のドローン置き場」こと神宮球場が未だ返還されてない影響で東京ドームでのスワローズとの対戦です。
東京ドームの一塁側の座席にビニール傘が揺れる光景は見ていて何だか不思議な感じがします。
不思議と言えば、ほぼ毎試合のように相手チームと並ぶもしくは上回る安打数を放ちながら得点は大きく下回っているカープの打線ですが、今日もいつも通りの低調さでした。
初回から4回まで先頭打者を出しながら何の仕掛けも工夫もなく後続が凡退し無得点。
相手先発は2ヶ月ぶりの登板となったアルバート・スアレスでしたが、微妙極まりない塁審の判定が続いたにも関わらず奇妙なほどに落ち着いていたのは、こちらの打線がたいした事がないという本質を見抜いていたからでしょう。
正直、普通に投げればまず失点することがないのですから復帰登板の相手としてはこれほどおあつらえ向きな相手はいないかと改めて思えます。
そういう展開にあって唯一の打点を挙げたのは昨日チームが二桁得点を挙げる中でまったく打てなかった鈴木誠也というのもまた何とも皮肉な事です。
また、鈴木誠也はこれで衣笠祥雄、山本浩二、江藤智、金本知憲に次いで球団史上5人目となる6年連続20本塁打を達成にもなり、自身の持つ球団記録である6年連続打率3割と25本塁打以上の更新の望みも出てきました。
しかし、これだけ素晴らしい記録を持っていても他球団の四番に比べると見劣りを感じてしまうのは高いOPSからは信じられないほど低い打点数でしょう。
ここぞの場面で試合を決定づける適時打を放った村上宗隆と比べるとやはりため息が出てしまいます。
まあ、これに関しては彼の責任だけではないのは勿論ですが、チームを引っ張るという仕事が出来ているか問われると素直に頷けないのもまた確かです。
正直、弱小チームを引っ張るという役割に彼は耐えられないのかもしれません。