17回戦(カープ5勝10敗2分)
東京ドーム
勝利投手 床田3勝2敗
敗戦投手 田口4勝8敗
(C)鈴木誠22号①菊池涼13号①
(S)-
打点
(C)鈴木誠①菊池涼④林①
(S)中村①
投手
※数字は自責点
(C)床田①-ケムナ-バード
(S)田口④-原①-大下-坂本①-星
先発床田は初回のピンチを切り抜けると以降は安定し7回1失点の好投。
打線は鈴木誠也の3試合連続本塁打で先制し菊池涼介が4安打4打点の活躍。
先発と主軸の活躍が光り連勝でカード勝ち越しを決める。
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高橋昴也の思わぬ好投と一発攻勢で勝利した昨日の試合でしたが…佐々岡監督が球審への選手交代の連絡を怠った事でコミッショナーから厳重注意されていたそうです。
長い事カープ応援していますが、こういう形で厳重注意を受けた監督というのはちょっと聞いた事がありません。
10年ほど前に前々任者の監督が指名打者のルールを理解しておらず危うく放棄試合になる騒ぎを起こした事がありましたが、それ以来の醜聞かと思います。
そろそろウィキペディアあたりに一時の野村謙二郎のように「野球規則の認識不足」とかいう変な項目が追加されるかもしれません。
いや、彼の場合は試合に全く集中してないだけなのかもしれませんが…。
前回、好投を見せた床田でしたが今日は初回にピンチを招いたり7回に疲れが見えて失点を喫したりはしましたが全体を通して見れば安定した投球を見せてくれました。
テンポ良くストライクゾーンで勝負できる投球は見ていて気分も良く間違いなく今週投げた先発では最高の好投だったと言って良いかと思います。
不安要素はありますが、何とか先発ローテーションは久しぶりに変更なく来週は6人で回せそうなのは何よりです。
打線は今日も鈴木誠也が2016年のあの伝説となったマツダスタジアムでのバファローズ戦以来の3試合連続本塁打を放って先制となりました。
とはいえこの3本塁打は全て走者のいない場面での本塁打ではありますし、相変わらず打率、本塁打数、OPSの割に極端に低い打点が余計に気になります。
ここ最近の走者を背負ってない場面で目立つ活躍を見るとやはり彼は本質的には四番ではなく1番もしくは3番が天職なのかもしれません。
一方、それとは対照的に今週既に6打点と打点を荒稼ぎ以前の勝負強さを取り戻しつつある菊池涼介は、今日は1本塁打含める4安打4打点の大暴れ。
その凄まじさは後半戦に入ってから不振に陥りそろそろスタメン落ちの可能性も見えてきていた悩める林晃汰もつられて久しぶりの複数安打を放つほどです。
最終的に格上チーム相手にカード勝ち越しとなりましたが、こういう試合を見ると攻撃面においては自身の活躍次第でチームを変えられる選手というのは、やはり鈴木誠也と菊池涼介だけなのだと改めて分かります。
少なくともその重要性は試合に勝っても負けても全く試合に集中していない監督よりは上なのは言うまでもありません。
逆に言えば彼ら以外にそういう選手は野手陣ではこのチームにはいないという事で、低迷の要因もそういうところなのだと改めて分かるというものです。