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カープと趣味の日記

09/28(火)○「惜しまれる大勢が決した後の復活」(カープ2021)

阪神タイガース0-2広島東洋カープ

19回戦(カープ9勝10敗)

阪神甲子園球場

 

勝利投手 床田5勝3敗

敗戦投手 秋山10勝6敗

セーブ投手 栗林1敗27セーブ

 

本塁打

(C)鈴木誠30号①

(T)-

 

打点

(C)鈴木誠①上本①

(T)-

 

投手

※数字は自責点

(C)床田-島内-ケムナ-栗林

(T)秋山②-岩貞-馬場-アルカンタラ

 

先発、床田は3与四球も2安打で抑えて6回無失点の好投。

打線は鈴木誠也本塁打で先制も好機を活かせず2得点に留まる。

7回以降は島内、ケムナ、栗林が好投を見せて完封リレーで4連勝。

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好守でグダグダな試合を見せながらベイスターズとのブービー争いでスイープに成功したカープは今日から甲子園で阪神との対戦。

残り試合数から考えても16年ぶりの最下位がほぼ確定しているこちらに対してこれまた16年ぶりとなる優勝に向けて下位からの取りこぼしは避けたい相手は「カープ相手なら予告先発の段階でQSは約束されたも同然」という秋山拓巳を立ててきました。

一方、それに対してこちらが立てた策らしい策といえば前の試合で私も含めて多くの非難にさらされながら意外な活躍を見せた上本崇司を調子に乗って性懲りもなく再び1番で起用しただけ…。

その期待に応えて、もう何度も何度もコテンパンにされている相手に打線は相変わらずの何に狙い球を絞って打席に立っているのかすら分からないほどの拙攻を披露。

今月に入っての合計で実に11本目となる鈴木誠也本塁打で先制はしたものの、以降は再三に渡り相手からエラーで得点機を貰っても、上本の犠牲フライのみでした。

というより、3回表の先制の場面で3塁走者が故障持ちの曾澤翼であるにも関わらずスクイズを試みるというアイデアが何を考えたら思い浮かぶのでしょうか?

こうなると、前回の秋山との対戦時は何度も何度も対戦して敗れているこの投手に対して「不思議なストレート」と初対戦したかのような意味不明なコメントを残して失笑を買った朝山東洋打撃コーチが今日はどんな間抜けな言い訳を披露するかぐらいしか楽しみがありませんでした。

 

しかし、それらを吹き飛ばしたのがプロ入り初完封を前回達成した床田寛樹。

今日は制球が甘く四球も多かったですが、走者を背負ってもスイスイと投げていって前回同様に援護に恵まれないなかで6回無失点の好投を見せて2年前の輝きを取り戻した姿を改めて見せてくれました。

返す返すも彼の復活がこのチームにとってシーズンの大勢が決まってしまった後になってしまったのが惜しまれます。

とはいえ今日は前回の完封勝利時とは異なり「床田だけの勝利」ではありませんでした。

というのも床田を受け継いだ島内颯太郎、ケムナ誠、栗林良吏がそれぞれ無安打で抑える活躍でグダグダに終わった前の横浜での試合とはうって変わって僅か2点差を守り切る事が出来たからです。

特に栗林は先週土曜日の時点では今月2度しか登板の機会が無かったにも関わず以降は3試合連続での登場と急に年末の郵便局のバイトの如く忙しくなって大変でしたが、今日もしっかり抑えてくれました。

足踏みしていたセーブ数の球団の新人記録も着実に上積みもできましたが…当然ながら今まで通り3日連続登板などは避けるべきでしょう。

何だか4連勝してしまいましたが、優勝のかかった相手チームと違ってこちらはもはや目先の勝利には何の意味もないチームに過ぎないのですから。