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カープと趣味の日記

10/05(火)●「未来予想図」(カープ2021)

中日ドラゴンズ4×-3広島東洋カープ

回戦(カープ勝敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 R・マルティネス1勝3敗20セーブ

敗戦投手 菊池保2勝1敗

 

本塁打

(C)-

(D)-

 

打点

(C)曾澤①宇草①鈴木誠

(D)大島①ビシエド①高橋①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田③-森浦-島内-菊池保①

(D)柳③-R・マルティネス

 

先発床田は序盤に3失点を喫するなど被安打8で6回3失点降板。

打線は3試合連続での二桁安打となる12安打も拙攻で3得点に留まる。

最終回に菊池保則が四球連発で自滅しサヨナラ負けで4連敗。

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すっかり忘れていましたが、前回のスワローズ戦での敗戦により数字上は残っていた今季優勝の可能性がひっそりと完全消滅していたカープ

緊急事態宣言は解除された筈なのに動員制限が一番厳しかった期間よりもむしろ観客が少なく感じる寒々としたナゴヤドームで同じく優勝の可能性はなくなったばかりか、CS出場の可能性すら数字上僅かに残っているだけのドラゴンズとの3連戦に望みましたが…はっきり言って試合前から惨敗は約束されたようなものでした。

何しろ相手チームの先発が投手主要2タイトルでいずれもトップに立ち、残り試合の成績次第では三冠の可能性もある柳裕也であるのに対してこちらは前回同様に鈴木誠也を欠き若さだけが取り柄の何の迫力も可能性も感じられない打線。

途中出場も果たしたので故障や体調不良という訳ではないようなので、単純に首位打者のタイトル獲得の為に今日のように鈴木誠也が欠場する試合が大半になりそうですが…それ以上にチームにとってはこの状況は大きな意味をもつ事でしょう。

即ち、ポスティングによるメジャー移籍により今季限りで鈴木誠也が退団した場合の来季の打線の未来予想図がどうなるか…という観点で。

前回と今日の試合においては残念ながらそれは大変無残なものになってしまうという暗いものとなってしまいました。

チーム打率首位で得点はワースト2位という「打率詐欺集団」と形容すべき打線は今日もその本領を発揮して12安打で3得点という芸術的な拙攻でファンをおおいに呆れさせるだけでした。

これでこのチームは3試合連続で二桁得点だそうですがその言葉がこれほど恥ずかしいと感じた事はあまり記憶にありません。

たぶん、彼らは監督やコーチから野球とは安打数と残塁数を競う競技だと指導されているのでしょう。

 

そんな打線ですから、先発した床田寛樹が失点した時点で試合は事実上終了したも同然でした。

もっとも、完封負けは確実だった柳から3得点を奪うという意外性は辛うじて見せはしましたが…それは投手三冠を狙う彼やそのファンに対する嫌がらせ程度の価値しかなかったようです。

そんな展開の試合でこのチーム状況ですから同点の最終回に栗林良吏を登板させなかったのは賢明というより当然の措置でした。

むしろ、今季はあまりの信用の無さから重要な場面を任せられる事はないばかりか、前の投手が出した走者は必ず返す事の多さから「防御率詐欺」の常習犯とも呼べた菊池保則もようやく今季初黒星となった事でその価値に似合った結果を手にできて本人やそのファンの方には申し訳ないですが、かえって良かったとすら思えてきますね。