吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

4/2(日)●「最後に出てしまう緊張感のなさ」(カープ2023)

東京ヤクルトスワローズ3-2広島東洋カープ

3回戦(カープ3敗)

明治神宮野球場

 

勝利投手 星1勝

敗戦投手 松本1敗

セーブ投手 田口2セーブ

 

本塁打

(C)デビットソン1号①

(S)山田1号②

 

打点

(C)秋山①デビットソン①

(S)山田②

 

投手

※数字は自責点

(C)玉村②-アドゥワ-ターリー-松本

(S)吉村②-木澤-石山-星-田口

 

先発、玉村は3回裏に2ランを浴びるも5回2失点で試合を作る。

打線は序盤に秋山の適時打とデビットソンの来日初本塁打で先制も以降は沈黙。

終盤には野間のエラーで勝ち越しを許して競り負け19年ぶりの開幕3連敗。

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一昨日、昨日と散々な試合を開幕から見て今日も神宮球場へ。

個人的には久しぶりにカード全試合の観戦となりましたが…負けが重なっている事もあり体が重たいですね。

今日は気分を変えて内野席からの応援なのですが…球場に大勢はせ参じたカープファンの多さがこちらから見て改めて驚かされるばかりです。

しかし、試合結果は更に重たいものとなってしまいました。

先発の玉村昇悟は3回裏に本塁打を浴びるも全体的には安定して5回2失点。

打順の関係で5回降板となりましたが、それがなければ6回も続投しても良かったかと思える内容でした。

また、その後リリーフも決定的な一打を松本竜也が浴びた以外は安定した投球は見せてくれて戦前の懸念とは逆の結果を見せてはくれています。

この3連戦通じて全く報われる事はありませんでしたが、何とか継続して欲しいものです。

特に印象的だったのがこれが実に4年ぶりの一軍での登板となるアドゥワ誠。

座席がブルペンの前だった事もあってマウンドに向かう彼に「頑張れ!!」と声をかけると軽くこちらに会釈してくれましたがその目には大きな意思を感じられる力強さがこもっていたように思えて今思い出すと目頭が熱くなるような思いがした事は付記しておきたいと思います。

 

一方で、戦前の懸念通りで全く機能していらず球団ワースト新記録かつリーグワーストタイ記録となる開幕から18イニング連続無失点と恥ずべき記録を残した打線は初回にようやく秋山翔吾により今季初打点を挙げる事が出来たうえでマット・デビットソンの来日初本塁打で追加点を幸先の良い滑り出し。

 

しかし、終わってみればそれだけの事で以降は得点の気配すらせず無得点で逆転を許すのを待つだけとなってしまいました。

やはりまだ、しっかりと個々の選手が線として機能していないという事でしょう。

しかし、それ以上に酷かったのが昨日と同様に終盤8回で1点を巡る際の緊張感の感じられない場面が目立った事。

昨日は、小園海斗が犠打失敗に盗塁失敗と一人でアウトを相手に2つ与えるという無様なプレーを見せましたが、今日の野間峻祥が見せたクッションボールを捕る際にスリップした挙句暴投で失点という信じがたいエラーに至ってはもはやファンタジスタともいえる領域の考えられない惨事でした。

直前に打球を放った村上宗隆が拙い走塁を見せていた事も酷さを際立たせる事となり、今季のカープを象徴するプレーと後にいわれる事になりかねないように思えます。

この小園にしても野間にしても共通しているのはこれまで大した実績もなくオープン戦でも突出した成績を残した訳でもないのに早い段階で開幕スタメンが半ば決まっていた選手という事。

競争無きチームの中でしっかりと仕事をこなせる秋山翔吾のような責任感を彼らに臨めないのは明白ですが残念ながら彼らに危機感などないという事なのでしょう。

そもそも監督からして「まだ開幕戦」などと19年ぶりの屈辱を前にして悠長な事を言っているのですから…。