4回戦(カープ2勝2敗)
勝利投手 ターリー2勝1セーブ
敗戦投手 山崎2敗8セーブ
(C)坂倉3号④
(De)-
打点
(C)坂倉⑤秋山①
(De)関根①
投手
※数字は自責点
(C)床田①-島内-ターリー-矢崎
(De)ガゼルマン①-ウェンデルケン-伊勢-山崎⑤-上茶谷
先発床田は7安打を浴びるも6回1/3を1失点で降板。
打線は2回表に坂倉の犠飛で先制以降は最終回まで散発3安打の拙攻。
島内が好救援を見せ、最終回に秋山の適時打と坂倉の満塁弾で勝ち越して連勝。
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関内駅を降りた私を出迎えたのは階段一面に貼られたベイスターズ話題の新外人であるトレバー・バウアーのポスターでした。
現役バリバリのメジャーリーガーであるだけでなくプロ野球史上では2例目となるサイ・ヤング賞受賞投手とあってその熱の入った演出には圧倒されるばかりです。
更に異例の個人ファンクラブの案内や明日の予告先発のド派手は特別PV…と来日未登板の投手に過剰すぎる感じもして、山崎康晃が球団に苦言を呈した気持ちも分かる気がします。
まあ、それはそれとして今季初めての横浜スタジアムは絶好の観戦日和。
久しぶりに味わうベイスターズドッグとベイスターズホワイトも相変わらずの美味しさです。
ところで、本日の対戦相手であるベイスターズは現在7連勝中で本拠地では今季僅か1敗しかしていない状況と2016年のカープを彷彿させるような破竹の勢い。
前回の試合では11得点を挙げたとはいえ打線は不安定である事は変わりありませんから、先発である床田寛樹の出来次第では一方的な展開になる事は容易に想像出来ました。
その打線は、前回の試合の結果にも関わらず2番に野間峻祥を据えた事に失望したファンは少なくはなかったでしょう。
その野間は案の定、初回から併殺打を放つなど最終回の犠打を成功させた事以外は明らかに打線を分断する「障害物」でしかありませんでした。
元々、たいして破壊力も安定感もないカープ打線においてそんなハンデを背負っているのですから辛うじて2回表に坂倉将吾の犠飛で先制して以降は得点の予感がしませんでした。
一方、床田寛樹は初回から得点圏に走者を背負う投球も何とか切り抜けてその後も走者を出しながら耐えてはいましたが、7回途中に力尽きる形で降板。
こうなると勢いのある相手打線だけに厳しい結果を予想せざるを得なかったのですが…後を引き継いだ島内颯太郎は牧秀悟と楠本泰史から連続三振で切り抜けると言う素晴らしい投球。
昨日に栗林良吏が登録抹消になった事で再編を余儀なくされたブルペンにおいて、決して主軸とは言い難いレベルの投手をこの場面で起用して当たったのは何よりの事です。
とはいえ試合は相手チームが12残塁を重ねるなど、とにかく投手陣が耐え続ける展開でどう考えても勝ち目はないようにしか思えませんでした。
しかし、9回表に菊池涼介の二塁打をきっかけに秋山将吾の適時打で勝ち越すと坂倉将吾が満塁弾という好投手である山崎康晃相手に奇跡的な繋がりを見せてくれました。
中でも坂倉はこれが今季得点圏では初の安打であり、個人的に言わせて貰うと私が球場で見た満塁弾としては6例目でもあります。
そして、これまた偶然ですがベイスターズの連勝が始まったのは私が先々週にマツダスタジアムで観戦した試合からですから、この試合でそれを止めた事にもなります。
何とも言えない奇縁ではありますね…。