2回戦(カープ1勝1敗)
勝利投手 矢崎4勝8セーブ
敗戦投手 浅村1勝2敗12セーブ
(C)-
(E)岡島5号①浅村11号①
打点
(C)菊池②野間②
(E)岡島①鈴木大①浅村①
投手
※数字は自責点
(C)九里①ターリー-矢崎①
(E)田中②-安樂①-鈴木翔-宋豪家-松井①
先発九里は2回表に先制弾を浴びるも安定した投球で7回2失点の好投。
打線は4回裏以外は毎回安打も拙攻を重ねて9回までに3得点に留まる。
9回表に矢崎が救援失敗も9回裏に野間の適時打で逆転勝利を飾り連敗を3で止める。
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交流戦にも関わらず望外の4連勝を飾った後に「いつも通りの」3連敗を喫したカープは今日も広島の曇天の空と同様にスッキリしない試合。
ここ3試合で21イニングで僅か2失点と驚異的な活躍を見せる九里亜蓮は2回表に岡島豪郎に2試合連続の先制弾を浴びる不覚を喫するも以降は林晃汰の拙いミスにもめげずに安定した投球で見せてくれました。
今季、攻守共にこれといって突出したものがないこのチームが鬼門の交流戦含めて大崩れせず、済んでいる理由の一つは高い先発陣のQS率ですがその中でも九里の安定感は本当に素晴らしいものがあります。
打線の援護がほとんど得られない状況において既に5勝を挙げているほか、防御率がリーグ上位をキープしているキャリアハイを更新する活躍を見せているこの右腕には今季カープの選手で最大の賞賛が捧げられるべきなのは言うまでもありません。
一方、先週先々週に続いて打線はこの九里の好投に報いるどころか相変わらずその足を引っ張る事に終始しただけでした。
相手投手が日米通算193勝を誇る大投手田中将大だから仕方がない…と言いたいところですが今季防御率が大瀬良大地以下で前回登板でも5失点と明らかに不振の状況。
実際、8安打を放ちながら結局6回2失点の他勝ち越してなお無死2塁3塁で無得点と勝負弱さと拙攻ぶりばかりが目立ちます。
最終的には年に数回もないと思われる終盤得点圏での野間峻祥の活躍…というよりサヨナラ打に至っては幸運としかない当たりで勝利を得る事はできましたが、九里が先発でなければ間違いなく惨敗だったかと思えます。
ライアン・マクブルームが心身ともに再起不能で「4番不在」という状況において、やはり手薄で頼りない1塁3塁については早急な新たな助っ人外国人の獲得と坂倉将吾の内野手での「スタメン復帰」がますます待たれます。
監督、フロント共々早く決断を下して欲しいものです。