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カープと趣味の日記

07/17(月・祝)○「奇妙な1週間」の立役者たち(カープ2023)

横浜DeNAベイスターズ1-2広島東洋カープ

15回戦(カープ9勝6敗)

横浜スタジアム

 

勝利投手 床田8勝2敗

敗戦投手 バウアー6勝3敗

セーブ投手 矢崎4勝17セーブ

 

本塁打

(C)-

(De)-

 

打点

(C)野間①秋山①

(De)佐野①

 

投手

※数字は自責点

(C)床田①-栗林-島内-矢崎

(De)バウアー①-ウェンデルケン-森原

 

先発床田は初回に連打を浴び失点も以降は安定し6回2/3を1失点。

打線は再三の好機を逃し5回表に野間の適時打で追いつくも繋がらず。

7回表の秋山の適時打で得たリードを継投で守り抜きカード3連勝を決める。

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ここ1週間の試合で4番が離脱し、相手先発全てにQSを許すほどの貧打のチームながら何故か2カード連続の勝ち越しと4連勝を決めて、これまた何故かリーグ2位に浮上…。

SNS上では「何故この状態でカープは勝てるのか」という疑問の声が上がっているようですが、それを我々に聞かれても正直困ってしまいます。

なにしろ、このチームの現状を見れば大型連敗する理由はいくらでも思い浮かんでも大型連勝する理由がさほど思い浮かばないのですから…。

 

もっとも、その原動力となったのは援護のない中で試合を作り続けた先発投手陣と僅差で耐え抜いたリリーフ陣である事は言うまでもありませんが…これだけギリギリの展開が続くと早々連勝を積み重ねられるものではありません。

現に昨日はリリーフ陣が失点を喫して追いつかれるなど綻びは確実に出ていました。

しかし、そんな中で中5日での先発となった床田寛樹は初回こそ不安定だったものの以降は落ち着いた投球を見せて、結果的にはサイヤング賞右腕のトレバー・バウアーに投げ勝つ形となりました。

しかも、この床田は好投を見せただけでなく打撃でも2安打でいずれも得点を記録すると言う攻守に渡る活躍。

特に2安打目は打球をファンブルした桑原将志のミスを見逃さず2塁を陥れたほか、直後の秋山将吾の安打時もこれまた緩慢極まりない蛯名達夫の隙をついて一気に本塁へ突入するという野手顔負けの積極走塁。

床田は昨年、この横浜スタジアムで走塁時に芝に足を取られて左足首を骨折するという悲運に見舞われただけに私含めてヒヤリとしたファンは少なくなかったでしょうが、ことある度にFワードを連呼して感情をむき出しにする相手投手に勝るとも劣らない勝利への執念を見せてくれました。

また、その床田を引き継いだリリーフ陣も前半戦最後の試合と言う事もあって栗林良吏、矢崎拓也が3連投での投入となりましたが、何とか最後まで耐え抜いて困難なミッションをまたしても成功させました。

のみならず、いつ崩れてもおかしくないという疲弊した状態に見えただけの結果的に1週間を駆け抜けたのは驚異的です。

改めて、全く得点が期待できない打線にあって勝利を積み重ね続けるという「奇妙な1週間」の立役者たちが今日は躍動した試合でした。

 

それにしても、このブルペンにあってもっとも成績が奮わないニック・ターリーがオールスター出場と言うのもなかなか…。