13回戦(8勝5敗)
勝利投手 ターリー6勝敗1セーブ
敗戦投手 石山3勝4敗
セーブ投手 矢崎4勝19セーブ
(C)-
(S)-
打点
(C)上本①小園②野間①デビットソン②
(S)中村①サンタナ①元山①
投手
※数字は自責点
(C)九里③-ターリー-島内-矢崎
(S)ピーターズ②-大西①-山本-石山③-丸山翔
先発九里は8被安打を浴びる不安定な投球で6回3失点で降板。
打線は3回裏に上本の適時打で1点を返すと6回裏に小園と野間の適時打で同点。
7回裏にデビットソンの適時打による勝ち越し点を守り抜いて8連勝を飾る。
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4番に上本崇司を据える程打線の構築に苦慮している筈のカープが7連勝を飾る一方で、潤沢な資金による補強に加えて選手の育成にも成功し続けているホークスが12連敗を喫するという不思議な不思議なプロ野球。
今日のカープの先発は、キャリア初のオールスター戦で張り切り過ぎて試合中にバファローズの杉本裕太郎と微妙極まりない寸劇を演じた末に負け投手になった九里亜蓮でしたが、初回と6回以外は試合をぶち壊さない程度に打ち込まれるという不本意な投球。
何とかマット・デビットソンや秋山将吾の好守もあり、6回を3失点で凌ぎ切り悪いなりに試合を作る事こそ出来ましたが、これで前半戦から3試合連続で勝ち星が無く今月の防御率も6点台と明らかに疲れを見せているだけに心配になってきます。
一方、これで3試合連続で上本崇司を4番で起用したばかりでなく中村奨成と堂林翔太という入団以来多くのカープファンに複雑な感情を抱かせ続けている二人を1番2番に並べるという異様なオーダーで挑んだ打線。
先発九里の微妙な出来もあってさすがに今日は厳しいかと思われましたが、中盤以降で底力を発揮した形になりました。
しかも、そこで打点を挙げたのが小園海斗、野間峻祥、デビットソンという明らかに得点圏で期待が出来ない選手ばかり。
特に6回裏に同点打を放った野間に至ってはその直前に切り札の松山竜平が凡打に倒れてまともな代打がいない状況であっただけにこの起用が当たったのは大きな驚きでした。
こういう微妙な選手の起用がやたらと当たってしまうというのはリーグ3連覇を果たした時期によくあった事ですが、7連勝という勢いがある状況の中でこういう試合展開もあるのだと改めて思えます。
まあ、上記の中村奨成と堂林の起用は見事に失敗でしたが…。