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カープと趣味の日記

06/24(土)○「核のない打線で…」(カープ2023)

広島東洋カープ3-1読売ジャイアンツ

11回戦(7勝4敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 大瀬良3勝5敗

敗戦投手 メンデス1勝2敗

セーブ投手 矢崎4勝10セーブ

 

本塁打

(C)堂林4号①

(G)-

 

打点

(C)堂林①西川①末包①

(G)秋広①

 

投手

※数字は自責点

(C)大瀬良-島内①-矢崎

(G)メンデス③-三上-鈴木康-田中千-大江

 

先発大瀬良は7回を3被安打9奪三振無四球無失点で抑える好投。

打線は3回裏に堂林の本塁打で先制し4回にも追加点も以降は繋がらず3得点。

8回表に島内が失点を喫するも継投で逃げ切り連敗を2で止める。

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昨日は九里亜蓮が7回3失点と試合を作りながら打線が援護点を与えられず後続のリリーフ陣も打ち込まれるという展開で交流戦明け初戦を落としたカープ

今日の先発は実に2ヶ月以上に渡り勝ち星が無く4連敗、そして前回の楽天戦では5回5失点のノックアウトを喫して登録抹消となっていた大瀬良大地。

現状では九里以上の好投を望めない状況ではありましたが…今日に関してはところどころ危うい部分もありましたがストライク専攻の小気味の良い投球を披露。

いつも通りに中盤5回辺りから疲れて打ち込まれるかと思いきやその後も安定して、最終的には7回を被安打3、無四球無四球9奪三振という素晴らしい内容と結果を収めてくれました。

大瀬良と言えば前回の登板での投球内容から考えてコンデション不良で再び離脱するものと予想していたのでこの結果は少々驚いています。

とはいえ、前任監督時代の「負の遺産」ともいえる数年来のコンデション不良を抱えておりスタミナ面で不安が残る事に変わりはありませんし、恐らくは今日のように素晴らしい投球とそうでもない微妙な投球を交互に繰り返す事にはなりそう。

今日も急にフォームがいきなり崩れてあわや故障かという場面もありましたし、7回に降板後も苦しそうな表情が印象に残りました。

まあ、悪い時でもそれなり以上の投球は見せてくれる投手ですからとにかくコンデション面で安定する事を願いたいものです。

 

一方、打線は滅多に打たないホームランが出れば「不敗神話」になるという単なる偶然がやたら話題になる堂林翔太本塁打などで試合前半に3得点と昨日に比べれば、先発投手にややまともな援護をする事が出来ましたが…やはり以降は畳みかけられません。

上記の堂林や、一軍昇格後は好調を維持している末包の活躍など光る部分はありますが、全体の迫力で見れば相手チームに比べて明らかに不足しています。

中でもここまでシーズン全イニング出場を続けて打線を引っ張って来た秋山将吾がここ2試合無安打で、ここ5試合で見ても3安打と調子を落としているのが響いている形。

ここまで助っ人も全員ハズレで大砲以前に右打者自体がいない貧打のチームが辛うじて上位争いに留まっている核になっている彼が不振に陥っている影響は大きいと言えます。

もっともどんな素晴らしい選手でも長いシーズン全体で好調を維持するのは難しい事。

阪神ファンが大暴れして阪神勢が独占した今季のオールスターファン投票でも選出された、この名手のこれまでの経験と技術で乗り越えてくれる事を期待するしかないでしょう。