10回戦(カープ6勝4敗)
勝利投手 横川4勝4敗
敗戦投手 九里5勝3敗
セーブ投手 大勢2勝14セーブ
(C)坂倉6号①
(G)吉川2号①岡本和18号①
打点
(C)デビットソン①上本①坂倉①
(G)岡本和②吉川①丸①中田①
投手
※数字は自責点
(C)九里③-森浦②-大道
(G)井上②-横川-菊地-中川-大勢①
先発、九里は初回から失点し2本の本塁打を浴びるなど3失点も7回を投げ抜く。
打線は序盤にデビットソンと上本の適時打で一時追いつくも以降は繋がらず。
8回表に2番手森浦が打ち込まれて突き放され、交流戦明け初戦に敗れ2連敗。
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例年通りにパ・リーグチームとの実力差を思い知らされながら何とか5期連続の負け越しを免れる形で終えた交流戦明けの初戦。
たかが勝率5割になっただけなのにまるで優勝したかのような盛り上がりを見せる地元メディアの盛り上がりには少々閉口します。
そもそもこの交流戦期間中に不振と故障でライアン・マクブルームとニック・ターリー、ドリュー・アンダーソンがそれぞれ二軍落ちになり、打線にまともな右打者がおらず、リリーフ陣も層が薄くなり、先発ローテーションに至っては黒原拓未や河野圭など一軍レベルでない投手を登板させざるを得ないなど戦力が減退した状況なのは明らかです。
一方で、相手チームの読売は優勝こそは逃したものの交流戦期間中に攻守ともに戦力が復帰し逆に息を吹き返した状況でこちら以上に勢いのある状態。
今日の試合はその辺りの両チームの違いが如実に表れた結果となったような気がします。
九里亜蓮は圧倒的な投球を見せる事が出来ない不本意な内容ではありましたがそれでも7回3失点と試合は作って勝ちに値する仕事はしてくれました。
しかし、上記の通りまともな右打者がいない打線は相手先発の井上温大と2番手横川凱の左腕による継投に決定的な得点を得る事ができませんでした。
唯一残った助っ人であるマット・デビットソンが全く期待できず、5番に何の特徴も魅力もない堂林翔太を置かざるを得ない事が現状の苦しいスカッドを象徴するかのよう。
また、リリーフ陣に関してもまともに僅差で起用できる投手がおらず、案の定森浦大輔は試合をぶち壊しただけでした。