吹けよ風!打てよアレン!!

カープと趣味の日記

06/25(日)○ 「ラストチャンス」とは言わないけれど…(カープ2023)

広島東洋カープ3-2読売

12回戦(カープ8勝4敗)

MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島

 

勝利投手 森1勝

敗戦投手 山崎伊4勝2敗

セーブ投手 矢崎4勝11セーブ

 

本塁打

(C)デビットソン7号②

(G)-

 

打点

(C)デビットソン②田中①

(G)岡本和①吉川①

 

投手

※数字は自責点

(C)森②-大道-栗林-島内-矢崎

(G)山崎伊②-大江-横川-三上-高梨

 

今季初先発の森は6安打を浴びて5回2失点で降板。

打線は2回裏にデビットソンの2ランで先制も以降は繋がらず3得点。

6回以降はリリーフ陣が無失点で抑えて逃げ切り2連勝でカード勝ち越し。

------------------------------------------------

初戦を九里亜蓮で落としながら昨日は大瀬良大地の好投で勝利を収めたカープの先発は森翔平。

はっきり言って期待しているファンは私も含めてさほど多くはなかったかと思います。

何しろ、1年目の昨季は黒原拓未と並んで即戦力と期待されながら揃ってオープン戦から酷い投球を繰り返し、何とか1勝を得たものの最終戦で「野手」と投げ合って敗れるという散々な結果。

今季も先発ローテーションにもブルペンにも常時空きがあるも同然な状況にあって今季初登板は先週でそれもあっさり本塁打を浴びて試合をぶち壊すというもの。

そもそも、2/3イニングもまともに抑えられないような投手が5イニング以上投げ抜く事など普通に考えれば不可能かと思えます。

まだ2年目という事から黒原共々「これがラストチャンス」とまではさすがに言えませんが…即戦力で獲得した点で考えれば3年前まで戦力外同然だった中でようやく開花した矢崎拓也のような例はあるとはいえ、このままでは3年以内に消える投手と厳しい評価を下さざるを得ませんでした。

しかし、蓋を開けてみれば森は開き直ってストライクゾーン先行で遮二無二投げ込み続けたのが功を奏したのか5回2失点と何とか試合を作る事に成功。

はっきり言って一歩間違えれば長打を浴びまくって降板したと思えるぐらいにさほど説得力を感じない投球でしたので、次回以降も引き続き期待するのは難しいでしょう。

とはいえ、半ば「失敗獲得投手の陳列会」となっているここ最近の日曜日で投げた若手の中でようやくまともな結果を残す投手が出て来たのは何よりです。

 

一方、そんな投手が先発するのですから打線が序盤から得点を重ねるのは必須項目だった筈なのですが…。

一昨日、昨日と相変わらずの貧打と拙攻で、マット・デビットソンのまぐれ当たりと田中広輔の適時打による3打点のみ。

のみならず初回からサインを読まれてエンドランに失敗するなど走塁のミスが目立ちました。

まあ、走塁に関しては相手チームの消極的な姿勢の方が目立ったかもしれませんけれども。

これで上位チームとのカードで勝ち越しできましたが…。

いずれも合計9得点と明らかに先発投手以下さほど層も質も厚くない投手陣の頑張りに依存したうえでの薄氷の勝利。

こんな事態にも関わらず坂倉将吾の「内野手復帰」やデビットソンやライアン・マクブルームに代わる新外国人の獲得の話が未だに出てこないのが不思議でなりません。