オープン戦(6勝8敗5分)
勝利投手 アドゥワ2勝
敗戦投手 岩井2敗1セーブ
セーブ投手 大道2敗1セーブ
(C)-
(H)-
打点
(C)上本①久保①松山①
(H)-
投手
※数字は自責点
(C)アドゥワ-島内-杉田-岡田-河野-森浦-大道
(H)岩井②-澤柳-古川-中村亮
先発アドゥワは3イニングを1安打無失点の投球。
打線は2回裏に上本、久保の適時打で先制も以降は繋がりに欠け3得点に留まる。
投手陣は2番手以降も無失点で抑えて逃げ切りオープン戦最終戦を勝利で飾る。
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低調極まりないオープン戦の本拠地での最終戦は午前から雨模様。
先週もそうですが、たかがオープン戦であるに関わらず必死こいて試合開催を強行する貧乏臭い「カープしぐさ」もしくは「松田家しぐさ」とも言うべき見苦しさは今季も健在なようです。
その必死さを少しはチームの補強で見せて欲しいものですね!!
オープン戦のあまりの低調さから総仕上げというより来週より始まるシーズンを諦める為の儀式としか思えないこの試合でしたが…結果は意外にも完封勝利と帳尻合わせに成功。
先発を務めたアドゥワ誠はさほど圧倒的とは言い難い内容でしたが、強烈極まりないホークス打線相手に無得点でまとめる事が出来て、既に内定している開幕ローテーションに勢いをつける形となりました。
仮に公式戦での先発となると実に2019年シーズン以来5年ぶりという事になりますが、何とかこのチャンスを掴んで欲しいものです。
また、体調不良でオープン戦通して登板が少なかった島内颯太郎も何とか間に合ったのも朗報です。
最終回の大道貴温はオープン戦通して不安定だった事もあり、今日も悪い内容でしたので開幕ブルペン入りは微妙なところかもしれません。
一方で、打線は序盤に先制をする事が出来ましたが、全体としてはやはり低調で結局のところ全く期待できずシーズンを諦めるしかないという事が改めて分かっただけでした。
その酷さは7回裏の無死1塁2塁から無得点に終わった絶望的な拙攻を見れば分かると言うものです。
西武ドームでの本塁打で注目を集めた田村俊介が最終的には尻すぼみで終わってしまった若手では久保修が一昨日の試合に続いて1打点2安打の活躍を見せてアピールしました。
が、既に野間峻祥を中心にスタメンを考えている新井監督の決定が覆る事はないかと思うのであまり大きな期待を持つ事はできないかと思います。
正直、野間のような凡庸な選手を新井監督がまるでチームの中心のように扱う理由が私には全く理解できないのですが…まあ、この辺りが掛布雅之氏に指摘されるまでもない指導者としての彼の限界なのでしょう。
また、結局はオープン戦期間通じて2人合わせて本塁打がたったの1本しか出なかったマット・レイノルズとジェイク・シャイナーについては今日も全く試合に出ていただけで何の印象も残らず、戦力として考えるのは改めて無理だと分かりました。
この匹夫二人の扱いについては「活躍するかしないか?」ではなく「開幕何試合ぐらいで見切りをつけるべきか?」の方をテーマに考えるべきでしょう。
いや、彼らの存在自体を考えない方が精神衛生上良いのかもしれませんが…。
そういう訳で今季のカープのオープン戦は阪神が異常なぐらいに負けまくったおかげで10位と昨年の最下位よりは少しまともになりましたが、下位であるには変わらず何の慰めにもなりません。
そもそもその阪神とはカープは幸運な事にオープン戦で一度も対戦が無かったのですから…。
さて…。
今季のカープのシーズンが悲惨な結末になる事はもはや確実になりました。
オープン戦が終わり開幕まで1週間を切った今、私たちに必要なのはそれを見続ける事に耐えられるかどうかの覚悟でしょう。
私も残り数日を心静かに過ごしてその時を待ちたいと思います。