オープン戦(4勝9敗3分)
勝利投手 玉村1勝
敗戦投手 東浜1勝2敗
(C)マクブルーム3号②デビットソン2号②
(H)正木2号②
打点
(C)西川①マクブルーム②デビットソン③野間①坂倉①
(H)栗原①正木②
投手
※数字は自責点
(C)玉村-アドゥワ-河野-ターリー-栗林②
(H)東浜-田浦-甲斐野④-椎野①-松本②-オスナ
先発玉村は3回までパーフェクトで5回1安打無失点の好投。
打線は初回に西川の適時打で先制するとマクブルームとデビットソンの本塁打で追加点。
終盤にも追加点を挙げて最終回に栗林が2ランを浴びるもオープン戦連敗を7で止める。
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ここまで7連敗に加えて実に10試合に渡って勝ち星がない状態で最下位が確定するという散々だったオープン戦も今日が最終日。
このチームの状態を思わせるような曇天の寒々とした空の下での試合となりましたが、結果的には見事に帳尻合わせには成功した形です。
ここまでいてもいなくても同じに等しかった打線は西川龍馬が5試合ぶりに適時打による得点をもたらすと、中盤以降はライアン・マクブルームとマット・デビットソンの「微妙外国人コンビ」が揃って本塁打を放つなど終わってみれば8得点。
また、投げてはオープン戦初登板となった玉村昇悟が3回までパーフェクト含む5回無失点と素晴らしい結果をもたらすなど攻守で好材料が目立ち何とか負けっぱなしで開幕を迎える事を避ける事は出来ました。
もっとも、「終わり良ければ総て良し」とは言えず、このチームが今季のオープン戦では12球団でもっとも劣ったパフォーマンスに終始した事実に変わりはありません。
また、昨年低迷していたにも関わらずオープン戦でも対した変化も見られなかった事から開幕前の順位予想ではほぼ9割がたの識者がカープを最下位に予想する事となるでしょう。
そしてその予想に対して反論する術が残念ながら私には思い浮かびませんね…。
とはいえ、玉村昇悟は今日まで未だにオープン戦で投げていないにも関わらず何故か開幕ローテーションが確実視されているという奇妙な状況にあって、ひと先ずは安心できる結果を収めたのは何よりでした。
4回に四死球で満塁のピンチを招くなど危ない場面もありましたが、少なくともオープン戦通して低調であるにも関わらず開幕ローテーションが無条件で確定している床田寛樹やドリュー・アンダーソンに比べれば多少は期待しても良いかもしれません。
一方、最終回に登板した栗林良吏はいきなり与四球の直後に被弾と不安を残す形となりました。
無失点で抑えた前回もそうでしたが、コンデションが未だに不良である事は明白ですし、何よりカープなどより遥かにハイレベルな選手が揃うナショナルチームを途中で離脱せざるを得なかった事による精神的な落ち込みも心配されますが…。
まあ、彼についてはオープン戦の内容程度でどうこう言う投手ではありませんし、かえってここで打たれて良い厄落としになったと思った方が良いかもしれません。
というより、何の希望も見いだせない今のチームにあって数少ない約束事である彼に対してはそう思うしかないでしょう。