オープン戦(カープ3勝)
勝利投手 九里(1勝)
敗戦投手 サンチェス(1敗)
セーブ投手 岡田(1セーブ)
(G)-
(C)安倍1号③小園1号①
打点
(G)山本①岡本③炭谷①湯浅①若林①中島①
(C)坂倉①鈴木誠①安倍③西川①ピレラ①小園②
投手
※数字は自責点
(G)サンチェス⑤-桜井②-高田①-古川-鍵谷
(C)九里①-塹江-矢崎②-アドゥワ③-岡田①
先発、九里が3回を2失点で纏めると打線は初回に安倍の3ランなどで5点を先制し、終盤にも小園の2打点の活躍でリードを広げる。
終盤にリリーフ陣が捕まりされるも逃げ切ってオープン戦3連勝。
------------------------------------------------
オープン戦が始まって2試合で21得点と好調な打線は今日も3番捕手でスタメンの坂倉将吾の適時打を皮切りに安倍友裕の3ランもあって初回に一挙5得点。
その後も、オープン戦初戦で低調だったホセ・ピレラの適時打に小園海斗の本塁打含む3安打2打点の活躍に「もう一人の石原」こと石原貴規の2塁打と攻撃面では非常に見どころは多かったと思います。
特に小園はこれだけ打っても決してスタメンが約束されていないなど、チーム全体で素晴らしい緊張感を保つ事に成功しているように見えるのは朗報です。
しかし、今日はそれら以上にやはり終盤3イニングで4失点を失い最大6点差を追いつかれかけたブルペンの悲惨さをまず語るべきでしょう。
まったく戦力としての期待が持ち難い矢崎拓矢のような投手はともかく、いずれも活躍してもらわないと困るアドゥワ誠、岡田明丈もいずれも低調極まりない投球で、最終的に無失点に抑えた投手は塹江敦哉のみという体たらく。
今季は野村祐輔がいきなり故障した事もあり駒が不足している先発陣にあって本来、ミドルリリーフが天職の九里を大瀬良大地、クリス・ジョンソン、床田寛樹に次ぐ4番手と考えないといけない状況。
そのあおりを受けて九里が抜けたブルペンを担う筈の二人がこれでは、オープン戦初戦で故障により離脱した中村恭平の事と併せても質・量ともに大変劣っている投手陣の現状を思い知らされます。
確かに昨日の試合で揃い踏みした助っ人たちの存在はありますが、それでも彼ら全員を一軍に登録することはできない以上は、頼り切りになる訳にもいきません。
かつての3連覇は中崎翔太、今村猛らの日本人投手を軸に外れなしの助っ人たちを融合して強固なブルペンを作り上げたカープ。
その故事を考えればオープン戦序盤から助っ人ぐらいしか見るべきものが皆無な今のブルペンはあまりに寂しきものと言わざるを得ません。