2回戦(カープ2勝)
勝利投手 玉村1勝2敗
敗戦投手 古謝 1勝2敗
セーブ投手 栗林1敗19セーブ
(C)-
(E)-
打点
(C)二俣①秋山①坂倉①堂林①
(E)太田②小深田①
投手
※数字は自責点
(C)玉村③-ハーン-島内-栗林
(E)古謝④-弓削-鈴木翔-渡辺翔
先発玉村は再三のピンチを凌いで6回まで無失点の7回に打ち込まれて降板。
打線は2回表に二俣の適時打で先制すると6回表にも適時打を集めて4得点。
終盤に1点差に追い上げられるがリリーフ陣の奮闘で逃げ切り連勝。
カード勝ち越しと7年ぶりの交流戦勝ち越しを決める。
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リーグ3連覇前後では極端にチケットが入手困難になっていた事やコロナ禍などで、関東と広島以外での球場にとんとご無沙汰していた為か、約10年ぶりでの訪問となりました。
随分と久しぶりですので球場も増築改築を繰り返されたのが一目で分かりますし、何よりスコアボード横の観覧車が目につきます。
また、IT関連企業が親会社のチームらしく場内は完全キャッシュレスで専用端末を持ち歩いているビールの売り子さん相手にもクレジットカードが使えるというのは個人的には便利です。
しかし、個人的に驚いたのは以前と異なり堂々と角ハイなどのサントリー製品が売っている事です。
以前に訪れた際は場内で他のメーカーがあるにも関わらずサントリーのみが一切見当たらず試合後に立ち寄った飲み屋街でも見当たらないという徹底ぶりで驚いた記憶があります。
もっとも、その原因となったサントリー元社長による「東北熊襲発言」騒動から約40年も経っているのでさすがに時代は変わったということでしょうかね?
一方で以前とさほど変わらない部分もありました。
最近では珍しくなったカップホルダーもないコンクリート打ち込み式の外野席にやたらにデカデカと外野席の入り口に貼ってあるプロ野球観戦契約約款。
「熱中症にご注意を」と呼びかけつつ入り口でペットボトルの水を容赦なく没収する楽天球団の姿勢も相変わらず。
まあ、これに関してはファンにはとっくの昔に浸透はしているので今更なのですが…。
乃木坂46に所属するアイドルの方(名前忘れました…)の始球式で始まった試合は、いきなり秋山翔吾が安打で出塁もチャンスにすら繋がらず昨日同様の展開。
…かと思いきや2回表に昨日2安打の二俣翔一の適時打で先制すると秋山も続いて幸先よく先制する事が出来ました。
その後、6回表にも坂倉将吾と堂林翔太の適時打で4得点ですので一応は最低限の援護は出来たと言えるかもしれません。
下位打線が得点圏でいずれも最低限の仕事を見せてくれたのが大きかったかと思えます。
もっとも、試合通じて10本出た安打のうち全てが単打というの事にはその後、一気に相手の長打で追い上げられた事を思うと若干閉口してしまいますが…。
とはいえ最低限の援護で交流戦で絶好調のイーグルス打線を今日の先発の玉村昇悟がしっかり試合を作れるかという事について心もとない思いもあったのですが…。
それは半分ほどは杞憂に終わりました。
被安打5で再三のピンチを凌ぎながらも打線から十分な援護点を与えられた6回まで無失点と素晴らしい好投。
それだけに7回で1死も取れずに打ち込まれて降板というのは大変残念でした。
本人もこの結末でヒーローインタビューに呼ばれた事へ困惑を隠せないようでしたが、それでも最低限試合を作ったという事実には変わりないので全体で見れば讃えられるべきかと思えます。
攻守ともに最低限の掛け合わせで何とか1点差リードで終盤を迎えた訳ですが、そこは相手チームは交流戦優勝に手をかけている勢いのあるチーム。
現に読売などは先週にこのイーグルス相手に終盤大逆転負けを喫していました。
しかし、テイラー・ハーン、島内颯太郎、栗林良吏といずれも僅差のリードを守り抜けました。
昨日同様に相手が押せ押せムードの状態に落ち着いて淡々と対処するブルペンはまさに「動かざること山の如し」を体現しているかのよう。
中でも栗林はセーブ数はもちろん、防御率など諸所の数値が凄まじい事になっています。
まあ、上記の投手はいずれも明日は3連投になってしまうのでさすがに安易に起用は出来ないでしょうが…。
大変な野球観戦日和に恵まれた杜の都。
雲が太陽を隠した際に映える光のグラデーションは息をのむように美しかったです。
そんな環境で鳴り物のないアカペラでのスクワット応援も10年ぶり。
この新鮮さも変わらない楽しみであったと改めて思えます。